abiさんの延髄外側症候群(ワレンベルグ症候群)

平衡機能障害、めまい、眼振、複視、温痛覚失調症、しびれ、自律神経失調症など後遺症は残存しますが、何でも挑戦しています

ありがとう!神奈川リハビリテーション病院

2011-05-14 20:42:05 | リハビリ入院(神奈リハ)

2011年1/4(火)入院 ~ 5/13(金)卒業(退院) 入院生活130日間

当初の入院目的は、『平衡機能障害のリハビリ、及び機能検査(歩行分析)』入院期間は1ケ月のはずでした。
しかし、PTのリハビリをやっていく中で次々と課題が出て、気づけば130日間の入院生活


【入院(リハビリ)の効果】

1、歩行について

  1)スプリントを入れることで、ズレた噛み合わせを矯正し、左右の重心バランスがよくなった

   Before・・・(左+10kg)
   After・・・(左右差がほとんどなくなり、重心動揺計でも正常な範囲へ)





  2)足底挿板(そくていそうばん)療法により足の向きを改善

   Before・・・(正面を向いて直立するが、両足のつま先は右側へ向き体がよじれていた)
   After・・・(つま先が真直ぐになるようにねじれを修正)





  3)トレッドミルでのトレーニング(クロスステップ、後ろ歩き、ジョギングetc・・・)

   Before・・・(走ることは不可能)
   After・・・(苦手な動作を毎日やり続け、10.0km/hで2kmを走れるようになる)


  4)体性感覚の向上

   Before・・・(体性感覚?聞いたこともない言葉だった)
   After・・・(足裏からの体性感覚入力を意識(イメージ)することで受動的歩行ができ、身体のブレが小さくなった)



2、自律神経(異常発汗)について
  
   Before・・・(薬を毎食後デパス0.5mgを服用。飲み忘れるとめまい、動悸、息切れ、異常発汗などの症状が強く出る)
   After・・・(イソクリン(リーゼ)0.5mgへ変更。自律神経の働きを抑え過ぎていた?異常発汗は軽減され、右側も若干の発汗あり)



3、眼振+複視について 

   Before・・・(注視は困難。特に右方向を向くと垂直の眼振が出るので、右側はほとんど見ない)
   After・・・(プリズムメガネを使用することで、注視することが楽になる。※静止時のみ)



【今後の課題と方向性】

  ぐるぐるめまいの治療
  (・・・今の所、方向性が見えない)


  眼振と複視の治療
  (もう少し継続してプリズムメガネでのトレーニングで変化を期待)


  声帯マヒの治療
  (日本医大の三枝先生の診察)




【総括】

歩行は安定するようになったが、より他人からは私の「頭の中のぐるぐる感」は全く理解されなくなった・・・
退院時に動画を先生に見せてもらいましたが、ギャップがありすぎて逆にショックでした。
でも良くなる可能性はまだまだあると信じているので、諦めずリハビリを続け社会復帰へ向けて頑張っていきます

今回も伊藤先生を始め、たくさんの方々に支えられリハビリ入院生活をさせて頂きました。
感謝致します。

ありがとうございました


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