goo blog サービス終了のお知らせ 

abiさんの延髄外側症候群(ワレンベルグ症候群)

平衡機能障害、めまい、眼振、複視、温痛覚失調症、しびれ、自律神経失調症など後遺症は残存しますが、何でも挑戦しています

眼振運動についての結論

2011-01-27 08:47:49 | リハビリ入院(神奈リハ)

眼振の発生メカニズムは難しく、眼球の規則性、律動性、不随意性の往復運動のことを指します。

私の眼振の種類は、
「回転性眼振」
 注視方法に関わらない時計回り方向の純回旋性眼振
下部脳幹、特に延髄障害 ワレンベルグ症候群が代表的と…
これは急性期と体調が悪い時に出る症状です。

「注視方向性眼振」
右方向を見た時、主に右目のみに上下方向の眼振がでます。

これを今止めようと、いろいろ検査しました。

【神経内科医の見解】
 MRIの結果では、右延髄のみにキズはあるが小脳は無傷であると。
私は小脳もダメージを受けていたと思っていたので、自分の状態を知る意味でも、検査して頂きよかったです。
ただし、脳スペクト検査の結果では、「側頭葉」の働きが鈍く、これは原因わからないと…



眼振は結局、延髄梗塞からくる症状だと結論づけられました。
悪化はしないけど、これ以上の回復は望めないと…
神経内科の分野で、できることがあるとすれば「投薬治療」しかないと言われました。
てんかんの治療に使われる薬「リボトリール0.5mg」を睡眠前に飲むように昨夜から処方されました。

この薬の目的は
 自律神経の作用を抑え「揺れを和らげる」効果があるかもと…
ただ副作用で眠気、発疹が出る場合もあると言われました。
少し様子を見てみます。

【眼科医の見解】
視神経、動眼神経、眼球自体の出力側の異常はない。
延髄がダメージを受けているので、小脳がキズついていなくても、脳幹(小脳)が異常な制御を起こしているから、
眼振が出てコントロールすることができないと…
あくまでも仮説ですがと付け加えてくださりました。
(よくなる可能性はあるんだよって意味でしょう)

視神内科医との見解とほとんど同じです。
脳神経外科の分野でも同じことを言われています。

眼振については「後遺症」として、仲良く付き合うことになりそうです。
ただし、私は諦めの悪い奴(笑)なので、いろいろ面白いことをして、新しい回路で眼振が出なくなるような方法を
見つけて行きます。
少しの間ですが、PTのA沼先生!気合い入れて楽しいトレーニングお願い致します。

今年3月に定年を迎える耳鼻科の伊藤先生は、「医学の歴史を作るのは、患者ですから」
医者は患者がいないと必要ない職業なんですと…
長年医者をやってこられた方から言われると、言葉の重みが伝わってきます。
本当に患者さんのことをよく考えてくださる素晴らしい先生です。

私は、自分のため、守らなければいけない家族のため、面倒な患者(私)を受け入れてくださった伊藤先生のためにも、
これからも楽しくリハビリ続けていきます。



コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« めまい仲間 | トップ | 脳の代償機能 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
眼振 (リドレイ)
2017-09-23 10:10:54
お久しぶり abyさん
眼振が脳幹制御と言うことは やはり 前庭神経核 と言うことですね 私も同じ考えですが 不思議なことに 上目使いで 眼球をロックすると少しの間 とまります おそらく
動眼神経が効かないからと思いますが、でも 人間まか不思議な動物ですので 分かりませんが ひょんな事で
治るかも 私はPICAもあり最近は両膝をいためて歩くのが難儀してます。痛いところをせめろ が体育会系の合い言葉ですが 年並みですか 老化には勝てません 精神年齢は低いのですがねー 笑い どこぞのDrより たぶん abyさんのほうが 医療最前線のプロかもしれませんよ まだまだがんばりましょう 自分と医療会とファミリーのために。
返信する

コメントを投稿

リハビリ入院(神奈リハ)」カテゴリの最新記事