自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

ハルシオン製エイリアン3の製作 パート03

2024-07-17 08:36:34 | 模型

ハルシオンのエイリアンですが、いよいよ完成です。

このプラモデル、とてもよく出来ています。

エイリアンの独特のディティールが見事に再現されていて、とても金型からの射出整形とは思えない良いディティールでできています。

これにさらに汚しを入れ、スミ入れも多少加え、細かい塗りを加えました。

さらに、水性のクリアを吹き付けて滑りを表現しました。

薄暗い感じで撮影するとかなり映画っぽくなりますね。

ベースはコンクリートっぽい感じに塗装し、体液が垂れたシミを入れて有ります。

こんな仕上がりです。とてもプラモデルと思えない良いディティールです。

金型から型抜きしているのに良くこれだけの細かいでこぼこを再現できたと思います。

このメーカーの技術は半端ないと思います。

このエイリアンのシリーズ以外にも「プレデター」や、「エイリアン2のパワーローダー」「ドロップシップ」など、かなり出来の良いキットが発売されていました。

ただ、今現在あまり「ハルシオン」の製品を見かけませんので、もう無いメーカーなのかな?

リサイクルショップ等で見つけたら是非買うことをお勧めします。

どのキットもかなり出来がいい。

買って損は有りません。

丁寧に組み立てて塗装すれば、ガレージキットに負けない良いモデルになります。

我が家にもエイリアン2のパワーローダー、ドロップシップ、装甲車、エイリアンウォーリア、クイーンエイリアン等有ります。

どれもじっくり作りたい良いキットです。

韓国製のプラモも侮れませんね。

エイリアンの製作はこれで完了です。

次回は何をアップしようかな?

 


ハルシオン製エイリアン3の製作 パート02

2024-07-16 08:36:50 | 模型

だいぶ前に製作した「ハルシオン製のエイリアン3」ですが、金型から製作された「インジェクション」のプラモデルなのに、組み立てるとまるでソフビか、ガレージキットの様に細かく、良くこれだけのディティールを金型から抜いたな!と思うほどよく出来ていますね。

エイリアン独特の骨の彫刻、細かい血管の様な部分、ジャバラのパイプの様な形状と、金型から抜きにくいデザインを見事に型抜きしています。

なので、改造も何も無しで、単純に素組みして、塗装するだけでかなり良いものになります。

キットは、次の段階に入ります。

先ず黄土色にエアーブラシで薄く塗った後、黒に近い焦茶色のエナメルで、墨入れします。

黒だと色合いがきつすぎるので、若干茶色を混ぜて焦茶色の濃いものにして、溶剤をたっぷり加えてシャバシャバにします。

それを全体に塗り込み、半乾きくらいで溶剤を含ませたティッシュで拭き取ります。

へこんだ部分に焦茶色が残る様に拭き取ります。

この拭き取る時に、ティッシュが汚れて来ますが、その汚れたティッシュをくしゃくしゃにして、軽く全体をポンポン叩きます。

焦茶色がまだらにつく様に、軽く叩きます。

その後、水性アクリルのクリアレッドで細かい線を書き込みます。

肩や、腕のジャバラ部分に細かく赤い線を書き込みます。

だいぶ仕上がって来ましたが、まだまだエイリアンとしては物足りません。

この後も、赤い線を追加したり、ティッシュで全体を叩いて焦茶色を加えたりします。

最後にはクリアで艶を出してヌメヌメした感じに仕上げます。

これをすると一気にエイリアンらしくなります。

完成まで後少し。

続く!


ハルシオン製エイリアン3の製作 パート01

2024-07-15 08:54:16 | 模型

神殿の製作も終わったので、今日から新たな「プラモデル」の製作記事をアップします。

今回のキットですが、これです。

映画「エイリアン3」の成体エイリアンです。

一作目のエイリアンと違い、足が逆関節になっています。

それに、エイリアンの特徴の前後に長い頭も一作ずつ微妙に違います。

一作目のエイリアンは、デザインの「HRギーガー」本人が毎日撮影後着ぐるみの修復をしていたそうです。

なので一作目のエイリアンはギーガー本人の作品ですが、それ以降の作品にはギーガーは参加していません。

なので、微妙に形が変わって来ています。

3作目のエイリアンは、犬と融合したバージョンなので、犬っぽい足になっています。

製作する「ハルシオン」と言うメーカーですが、一時期、「ツクダホビー」と提携して、ツクダホビーブランドで発売されていた時も有りました。

エイリアンのシリーズの他に、

1/9のプレデターもありました。

これがまたよく出来ています。

金型によるインジェクションなのに、ソフビフィギュアの様な精密さで出来ていて、丁寧に作り込めばガレージキット並みの仕上がりになります。

その流れを汲むこの「ハルシオン」のエイリアン。

出来上がったら手放したく無い衝動に駆られます。

とても良くできたキットと思います。

「ハルシオン」ってどこの製品か?と思われるでしょうけど、韓国製の様です。

キットのパーツの袋にMade in Koreaと書いて有ります。

今も有るのかどうかは知りませんが、見つけたら買うことをお勧めします。

買って損はないと思います。

今回のキットですが、広島のFさんからの製作依頼でした。

途中までちょっと製作した状態で受け取り引き継いで製作、仕上げをしたものです。

製作ですが、先ず、頭部から製作しました。

頭部は独特のデザインで、上半分が透明で頭の中身が見える状態ですので透明のキャノピーの様なカバーが付いていますが、これがうまく合わない。

隙間が出ます。

ここは手元にあった木工パテを塗り込みましたが、そのまま塗り込むと余分な部分にパテがついて磨くのに手間がかかりますので、マスキングします。

丁寧にマスキングして、パーツの隙間部分だけ出た状態にします。

この隙間にパテを刷り込みます。

ここで木工パテを使ったのは色が黄色っぽくて、透明な頭部のカバーから透けて見えても気にならないと思ったので使用しました。

パテが半乾きの時にマスキングを剥がすと、

こんな感じになります。

パテが完全に乾燥してからマスキングテープを剥がすと、テープがパテで押さえれれて剥がれなかったりちぎれたりします。

なので、パテがちょっと柔らかいうちに剥がします。

当たり前のことですが、頭部の内部は透明パーツを被せる前に塗装して完成させておきます。

次に体の方ですが、

下地にはあらかじめ焦茶色をエアーブラシで吹き付け塗装しておきます。

その上から黄色っぽいベージュ色を調色して下地吹きしますが、ベタっと塗るのではなく、若干下の焦茶が透けて見える様に吹き付けます。

多少塗りむらのある状態ですが、縦に縞模様の感じになる様に塗りムラを作ります。

そのベージュの上に褐色を薄く吹き付けます。

塗装はタミヤのアクリルで仕上げています。

塗装は最終的に透明クリアを吹いてヌメヌメした感じにします。

頭部も、継ぎ目部分を磨いて塗装したのち、

透明カバーの上から血管の様な模様をクリアレッドで書き込みます。

下を濃く、上に行くにつれて細く薄く書き込みます。

これをボディーに取り付けると、

こんな感じです。

まさにエイリアン3です。

しかし塗装はこれからが正念場です。

ここからいろんな方法で色を加えて行きます。

エイリアンは毎回色が変わるので、それに合わせた色合いに変えて仕上げます。

まだまだ塗装仕上げが有ります。

続く!

 

 

 


神殿のジオラマを作る パート04

2024-07-14 08:53:18 | 模型

連日アップしている神殿のジオラマですが、やっと完成です。

このジオラマは、とにかくドライブラシの連続で、筆がどんどん傷んできますので、ホームセンターに売っている安い筆の方が良いでしょう。

筆はやや硬めの毛のものが仕上がりが良い様です。

とにかく面積が広いので根気良く擦ります。

ベース(床部分)の仕上げです。

床部分も黒で下地塗りした後、青でドライブラシします。

根気良く丹念に擦り付けて色を付けます。

全体のバランスを見ながら、色の調整をします。

影になりそうな部分はあまり擦らず、光の当たる部分は、しっかりと擦ります。

徹底的にドライブラシで擦り続けます。

真ん中の部分は、スポットライトが当たっている様な感じに明るくします。

各台座もこの様な仕上がりになりました。

背景のエンブレムも、全部取り付けました。

 

周りのエンブレムも金色に塗装しました。

金色はエナメルのゴールドリーフを使用しました。

台座に付いているプレートの文字に金色を塗ります。

全体の仕上がりをチェックして陰影や、遠近感を意識して、最終のドライブラシを施し、完成しました。

この後、取引先の木型屋さんに作ってもらった大型の展示ケースを塗装し、木枠を組んで梱包し、発注主様に送り出しました。

最初は宅急便に持って行きましたが、大きすぎて扱えませんとの事で、大手の運送会社に持ち込んで送り出しました。

こう言う作業をする時、一番難しいのが出来上がった品物を壊れない様に梱包して送り出す作業です。

運搬中に振動で塗膜面が擦れない様にとか、振動で細かい部分が折れない様にとか、色々やってみて、型枠に完全に固定して動かない様に梱包するのが一番安全と言うことが分かりました。

大きめの箱に発泡スチロールの粒の様な物を入れて、ふんわりした状態で送るのが一番だめと言うことも分かりました。

なので、どんなに揺すぶっても、中身がガサガサ音のする状態ではダメで、全く音がしないくらいにガッチリ固定するのが良い様です。

フィギュアなど透明なブリスターパックに入っていますが、これが一番良い方法と思います。

長々書いて来ましたが、神殿のジオラマの製作はこれで終わります。

使用した材料は大した物では無いのですが、仕上げ次第でどんな形にでもできます。

今、同じ様な神殿のジオラマを再び製作しますが、今までのテクニックを駆使して製作します。

それは、いつかまたアップするか?

 

 

 


神殿のジオラマを作る パート03

2024-07-13 09:03:02 | 模型

毎日ジメジメの梅雨空が続いています。

こちら山陰は、真冬でも湿度が60%くらいある所なので塗装に気を使います。

塗装の際は、大きな物は車庫のエアコンの無い場所で塗るので湿度が心配です。

気象庁のサイトから1時間おきの気温や湿度を調べて、湿度の高い日は塗装を控えます。

どうしても塗らなければならない時は、エアコンの部屋に持ち込んで塗りますが、缶スプレーはえらいことになるので使えません。

霧が飛び散りすぎるので。

エアーブラシ位なら部屋で何とか使えます。

換気扇をフル回転させますが。

今回製作の「神殿」のジオラマは、ほとんど筆塗りなので、エアコンの効いた部屋で問題なく塗装できます。

先ず、下地塗装ですが、アクリル絵の具の黒を塗ります。

 

この様に真っ黒です。

この表面に青のアクリル絵の具をドライブラシで仕上げます。

ドライブラシとは、筆に絵の具を取り、一度ティッシュの様な物で絵の具を拭き取り、ほとんど筆に残っていない状態でパーツを擦ります。

最初一方方向に擦り付けます。基本、光が当たる方から筆を動かします。

すると、光の当たる部分に青の色が付き出っ張りが強調されます。

あまり強く擦らず、軽く筆先で擦る感じです。

左がまだドライブラシしていない状態。

真ん中が、少しドライブラシした状態。

右が仕上がった状態。

擦る回数で表面の明るさが変ります。

影の部分は黒い色を残し、光の当たる部分にはしっかりと擦って明るい光の当たった感じに仕上げます。

これが、

こんな感じになります。

他の台座も同じ仕上げで、

台座と柱はこんな感じになりました。

さらに、

背景の壁面ですが、これも黒で下地塗りしました。

これを、同じく青のアクリル絵の具でドライブラシします。

ドライブラシをすると、表面のでこぼこにが強調されて石の感じがよく出ます。

色合いが明るかったり暗かったりするのは、単純に擦る回数と、色の調整です。

なにぶん大きいので果てしない感じがしました。

テレビ局のセットなども同じ様な方法で作ってある様ですが、かなり大型のものが製作して有りますね。

大変と思いますが、面白そうな仕事ですね。

一度やってみたい気はしますが、地獄を見そうで怖いですね。

そんなこんなで大きなパネルを仕上げて行きました。

まだベースを仕上げてません。

次に一気に仕上がって来ます。

海底の神殿の様な青いジオラマが形になります。

続く!