久々のブログ更新&アニメ関連の記事です。
(ネタバレあり)
ついにアルドノア・ゼロが終わりましたね~。
それにしてもラストまで展開が予想できなかったアニメでした。
まさか主人公の伊奈帆とヒロインのアセイラム姫まで死ぬとは誰が予想したでしょうか。
第9話でアセイラム姫の一時死亡があったので、ラストでは死ぬかもしれないなと何となく予感はしていたのだが…。
まさかの伊奈帆までも死ぬとは。
というか、スレインが何をしたいのかよくわからない。
おそらくスレイン自身も自分が何をしたいのか、いま自分が何をすべきなのかを理解していないのでしょう。
アセイラム姫への忠誠心と恋心だけで行動しているただのバカな奴です。
こういうキャラクターは、自覚の無いままに自分の一番大切な人が傷つくことをしてしまうパターンが多いのですが、スレインもそのパターンにハマりましたね。
アセイラム姫の考えは確かに甘いのかもしれないが、それでも地球人と火星人との和平と共存を望んでいるのだから、そのためにスレインは姫のために自分が何をすべきかを考え行動すべきであった。そして、ザーツバルム伯爵がアセイラム姫を狙うテロの首謀者だと分かった時点で、なぜそれを阻止するための行動をしなかったのか。ただただザーツバルム伯爵の行いを傍観しているだけ。
確かにザーツバルム伯爵の言い分や私怨もそれなりに理解できるところもある。しかし、結局のところ自分の一番大切なアセイラム姫を殺そうとしているのだから、伯爵に敵対しアセイラム姫を守るのが自分の務めだとなぜ考えなかったのか。
ただひたすらアセイラム姫に会いにいくことばかりを考え、バタバタしてるだけ。
そして、伊奈帆と戦うザーツバルム伯爵の不利な姿を見て助けた結果、予想通りザーツバルム伯爵が助かりアセイラム姫は殺される。そして、「我を助けたな、スレイン。…よくやった」のザーツバルム伯爵の言葉。
そう、その伯爵の言葉は「アセイラム姫を殺せたのはスレイン、お前のおかげだ」ということを意味し、さらに突き詰めて言うとすれば、「アセイラム姫を殺すことにスレイン、お前も加担したのだ」ということを意味している。
つまり、スレインの何も考えていない中途半端な行動がアセイラム姫を死なすことになったのである。
そして、ザーツバルム伯爵の言葉の裏を返すと、「我を助けなければアセイラム姫の命は助かったのに」ということでもある。
まさしく、そうであったのだ。
おそらく、スレインはザーツバルム伯爵の言葉の意味と言葉の裏を正しく理解したに違いない。
アセイラム姫が殺されたことで、その怒りだけをただ単にザーツバルム伯爵にぶつけて彼を射殺したのではない。
結果的であったにしろ、自分がアセイラム姫を殺すのを手伝った、という事実を突き付けられたこと、そのことを打ち消したい、否定したいという心の叫びが、ザーツバルム伯爵に向けられ彼を射殺したのであろう。
そして、スレインとは対照的に伊奈帆は自分の置かれている状況、そしてアセイラム姫の望みを理解し、そのために自分が何をすべきかを冷静に判断し理解し行動していた。
自分の命を危険に晒してもアセイラム姫を何度も助ける姿は、たとえアセイラム姫のためではなく戦争を早く終わらせ、停戦させるためであったとしても、アセイラム姫にとっては伊奈帆を特別な存在と思えさせるには十分な姿であったであろう。
感情をあまり表に出さない伊奈帆ではあるが、伊奈帆のアセイラム姫への気遣いや優しさがアセイラム姫には伝わっているのだから尚更である。
そのアセイラム姫の伊奈帆に対する特別な心情は、傷ついた伊奈帆を気遣い、目を潤ませながら「私はここにいます」と伊奈帆の手を両手で握り締める姿からも感じ取れるだろう。その姿を見たスレインにも、伊奈帆がアセイラム姫にとって特別な存在になりつつあるのを少なからず感じ取らせたに違いない。
そして、ザーツバルム伯爵によって殺されたアセイラム姫の亡骸に傷つきながらも必死で這いよろうとする伊奈帆の姿は、アセイラム姫と伊奈帆の二人の心の距離が近かったことを表し、それはスレインにとって狂おしいまでの嫉妬心を掻き立てる姿であったのであろう。
誰にもアセイラム姫に触れさせたくない、アセイラム姫を渡したくない、というスレインの独占欲と嫉妬心が伊奈帆を殺すのに十分な動機となったのであろう。
とにかく、浅はかなものの考え方しかできず行動もままならないスレインの存在がアセイラム姫にとって一番不運なことであったのかもしれない。
もしもスレインが賢く、アセイラム姫の置かれている現状を理解し、その現状を少しでも改善し、助力するためには何をすべきであるのかを考え行動していれば、少なくともザーツバルム伯爵にアセイラム姫を殺されるようなことにはなっていなかったであろうに。
正直、スレインはウザい存在であった。話を悪い方向にしか向かわせないダメな主人公というのは見ていて気分のいいものではない。
せめて最終話くらいは、アセイラム姫の命を体を張って守って死ぬくらいの活躍をスレインにはして欲しかったものである。そうすれば、それまでのダメっぷりを返上し、やはり主人公だったのだなと感心したのだが。
それにしてもアセイラム姫と伊奈帆が死んだのは非常に残念である。
確かに予想外の展開で面白かったことは事実だが、果たして来年1月に予定している第2期の話ではどうなるのか不安である。
主人公とヒロインが退場した後、話はうまく収拾するのであろうか。
そして、第2期はスレインが活躍するという噂もあるが、それはそれですごく嫌だな。
今期最終話ではアセイラム姫の消息不明ということがナレーションで触れられていることから、もしかして、ひょっとしてアセイラム姫が生きている?
けれども銃で撃たれた頭部からあれだけの血が流れていたし。普通だと即死間違いないのだが…。ご都合主義的に実は生きていたという設定で話が作られているのだろうか。もしそうなら、視聴者を驚かすためだけに、何度もヒロインを殺しては復活させというのはやめてほしいものだ。それこそ視聴者とキャラクターをないがしろにした作品にしかすぎない。
あれだけハッキリとアセイラム姫を殺したのだから、復活は無しでお願いしたいものだ。でないと、アセイラム姫の死が軽くなり、面白くなくなる。ヒロインを殺すという脚本を作るのなら、それなりの覚悟をしてほしいものだ。
初代ガンダムでララアがもしも復活という話になってたら、アムロの苦悩やララアの存在に重みが無くなった駄作となってたであろう。
せめて復活するとしても1度だけにしてほしい。第9話でアセイラム姫は一度は死んだが、第10話で伊奈帆によって適切な救命措置により蘇生され生き返った。しかし、そのときは首を絞められただけの心肺停止であって、蘇生の可能性は十分に高かった。だから、生き返ってもおかしくないし、視聴者もヒロインの死という展開は予想していなかっただけに十分に楽しめた。
けれども、最終話では胸を銃で撃たれ止めに頭部も撃ち抜かれ、頭部から血が大量に流れてて、これで生き返るとしたら、どういう言い訳をして復活させるのか。
(実は、アセイラム姫はゾンビ体質で首を落とさないと死なないとか?どこかのアニメでもあったような設定だが…)
もしもアセイラム姫が生き返るとして、同様にスレインによって頭部を撃ち抜かれて死んだ伊奈帆の死の意味は?単にスレインの嫉妬による逆切れで殺されただけ?
で、第2期ではスレインが主人公でアセイラム姫がヒロインの物語なわけ?結局、主人公にふさわしい活躍を見せ、アセイラム姫の特別な存在になりつつあった第1期の主人公の伊奈帆は第2期の主人公スレインの噛ませ犬だったわけ?
そんなのだったら嫌だな~。
第2期は楽しみであるが不安だわ。
今回のアルドノア・ゼロという作品は、いろいろと思うことがあったのでかなり長い記事になってしまった。
それだけ楽しめた作品だったし、脚本に対して言いたいこともたくさんあった作品だったということでした。
(^^)
なんだかんだと書きましたが、アセイラム姫は大好きキャラクターなだけに、生きているとやっぱり嬉しいことは嬉しい。
伊奈帆の姉ちゃんも好きなので、姉ちゃんが悲しむのも辛いので、伊奈帆にも生きててほしいというのは本音でもある。
アセイラム姫も伊奈帆が死んで自分だけが生き残ったとなると悲しむだろうしね。
なので作品的にどうなるか不安ですが、ここはひとついい意味で視聴者を驚かせる作品にするという前提で、アセイラム姫も伊奈帆にも生きていてもらって第2期でも活躍してもらいたいものですね(^^)
(ネタバレあり)
ついにアルドノア・ゼロが終わりましたね~。
それにしてもラストまで展開が予想できなかったアニメでした。
まさか主人公の伊奈帆とヒロインのアセイラム姫まで死ぬとは誰が予想したでしょうか。
第9話でアセイラム姫の一時死亡があったので、ラストでは死ぬかもしれないなと何となく予感はしていたのだが…。
まさかの伊奈帆までも死ぬとは。
というか、スレインが何をしたいのかよくわからない。
おそらくスレイン自身も自分が何をしたいのか、いま自分が何をすべきなのかを理解していないのでしょう。
アセイラム姫への忠誠心と恋心だけで行動しているただのバカな奴です。
こういうキャラクターは、自覚の無いままに自分の一番大切な人が傷つくことをしてしまうパターンが多いのですが、スレインもそのパターンにハマりましたね。
アセイラム姫の考えは確かに甘いのかもしれないが、それでも地球人と火星人との和平と共存を望んでいるのだから、そのためにスレインは姫のために自分が何をすべきかを考え行動すべきであった。そして、ザーツバルム伯爵がアセイラム姫を狙うテロの首謀者だと分かった時点で、なぜそれを阻止するための行動をしなかったのか。ただただザーツバルム伯爵の行いを傍観しているだけ。
確かにザーツバルム伯爵の言い分や私怨もそれなりに理解できるところもある。しかし、結局のところ自分の一番大切なアセイラム姫を殺そうとしているのだから、伯爵に敵対しアセイラム姫を守るのが自分の務めだとなぜ考えなかったのか。
ただひたすらアセイラム姫に会いにいくことばかりを考え、バタバタしてるだけ。
そして、伊奈帆と戦うザーツバルム伯爵の不利な姿を見て助けた結果、予想通りザーツバルム伯爵が助かりアセイラム姫は殺される。そして、「我を助けたな、スレイン。…よくやった」のザーツバルム伯爵の言葉。
そう、その伯爵の言葉は「アセイラム姫を殺せたのはスレイン、お前のおかげだ」ということを意味し、さらに突き詰めて言うとすれば、「アセイラム姫を殺すことにスレイン、お前も加担したのだ」ということを意味している。
つまり、スレインの何も考えていない中途半端な行動がアセイラム姫を死なすことになったのである。
そして、ザーツバルム伯爵の言葉の裏を返すと、「我を助けなければアセイラム姫の命は助かったのに」ということでもある。
まさしく、そうであったのだ。
おそらく、スレインはザーツバルム伯爵の言葉の意味と言葉の裏を正しく理解したに違いない。
アセイラム姫が殺されたことで、その怒りだけをただ単にザーツバルム伯爵にぶつけて彼を射殺したのではない。
結果的であったにしろ、自分がアセイラム姫を殺すのを手伝った、という事実を突き付けられたこと、そのことを打ち消したい、否定したいという心の叫びが、ザーツバルム伯爵に向けられ彼を射殺したのであろう。
そして、スレインとは対照的に伊奈帆は自分の置かれている状況、そしてアセイラム姫の望みを理解し、そのために自分が何をすべきかを冷静に判断し理解し行動していた。
自分の命を危険に晒してもアセイラム姫を何度も助ける姿は、たとえアセイラム姫のためではなく戦争を早く終わらせ、停戦させるためであったとしても、アセイラム姫にとっては伊奈帆を特別な存在と思えさせるには十分な姿であったであろう。
感情をあまり表に出さない伊奈帆ではあるが、伊奈帆のアセイラム姫への気遣いや優しさがアセイラム姫には伝わっているのだから尚更である。
そのアセイラム姫の伊奈帆に対する特別な心情は、傷ついた伊奈帆を気遣い、目を潤ませながら「私はここにいます」と伊奈帆の手を両手で握り締める姿からも感じ取れるだろう。その姿を見たスレインにも、伊奈帆がアセイラム姫にとって特別な存在になりつつあるのを少なからず感じ取らせたに違いない。
そして、ザーツバルム伯爵によって殺されたアセイラム姫の亡骸に傷つきながらも必死で這いよろうとする伊奈帆の姿は、アセイラム姫と伊奈帆の二人の心の距離が近かったことを表し、それはスレインにとって狂おしいまでの嫉妬心を掻き立てる姿であったのであろう。
誰にもアセイラム姫に触れさせたくない、アセイラム姫を渡したくない、というスレインの独占欲と嫉妬心が伊奈帆を殺すのに十分な動機となったのであろう。
とにかく、浅はかなものの考え方しかできず行動もままならないスレインの存在がアセイラム姫にとって一番不運なことであったのかもしれない。
もしもスレインが賢く、アセイラム姫の置かれている現状を理解し、その現状を少しでも改善し、助力するためには何をすべきであるのかを考え行動していれば、少なくともザーツバルム伯爵にアセイラム姫を殺されるようなことにはなっていなかったであろうに。
正直、スレインはウザい存在であった。話を悪い方向にしか向かわせないダメな主人公というのは見ていて気分のいいものではない。
せめて最終話くらいは、アセイラム姫の命を体を張って守って死ぬくらいの活躍をスレインにはして欲しかったものである。そうすれば、それまでのダメっぷりを返上し、やはり主人公だったのだなと感心したのだが。
それにしてもアセイラム姫と伊奈帆が死んだのは非常に残念である。
確かに予想外の展開で面白かったことは事実だが、果たして来年1月に予定している第2期の話ではどうなるのか不安である。
主人公とヒロインが退場した後、話はうまく収拾するのであろうか。
そして、第2期はスレインが活躍するという噂もあるが、それはそれですごく嫌だな。
今期最終話ではアセイラム姫の消息不明ということがナレーションで触れられていることから、もしかして、ひょっとしてアセイラム姫が生きている?
けれども銃で撃たれた頭部からあれだけの血が流れていたし。普通だと即死間違いないのだが…。ご都合主義的に実は生きていたという設定で話が作られているのだろうか。もしそうなら、視聴者を驚かすためだけに、何度もヒロインを殺しては復活させというのはやめてほしいものだ。それこそ視聴者とキャラクターをないがしろにした作品にしかすぎない。
あれだけハッキリとアセイラム姫を殺したのだから、復活は無しでお願いしたいものだ。でないと、アセイラム姫の死が軽くなり、面白くなくなる。ヒロインを殺すという脚本を作るのなら、それなりの覚悟をしてほしいものだ。
初代ガンダムでララアがもしも復活という話になってたら、アムロの苦悩やララアの存在に重みが無くなった駄作となってたであろう。
せめて復活するとしても1度だけにしてほしい。第9話でアセイラム姫は一度は死んだが、第10話で伊奈帆によって適切な救命措置により蘇生され生き返った。しかし、そのときは首を絞められただけの心肺停止であって、蘇生の可能性は十分に高かった。だから、生き返ってもおかしくないし、視聴者もヒロインの死という展開は予想していなかっただけに十分に楽しめた。
けれども、最終話では胸を銃で撃たれ止めに頭部も撃ち抜かれ、頭部から血が大量に流れてて、これで生き返るとしたら、どういう言い訳をして復活させるのか。
(実は、アセイラム姫はゾンビ体質で首を落とさないと死なないとか?どこかのアニメでもあったような設定だが…)
もしもアセイラム姫が生き返るとして、同様にスレインによって頭部を撃ち抜かれて死んだ伊奈帆の死の意味は?単にスレインの嫉妬による逆切れで殺されただけ?
で、第2期ではスレインが主人公でアセイラム姫がヒロインの物語なわけ?結局、主人公にふさわしい活躍を見せ、アセイラム姫の特別な存在になりつつあった第1期の主人公の伊奈帆は第2期の主人公スレインの噛ませ犬だったわけ?
そんなのだったら嫌だな~。
第2期は楽しみであるが不安だわ。
今回のアルドノア・ゼロという作品は、いろいろと思うことがあったのでかなり長い記事になってしまった。
それだけ楽しめた作品だったし、脚本に対して言いたいこともたくさんあった作品だったということでした。
(^^)
なんだかんだと書きましたが、アセイラム姫は大好きキャラクターなだけに、生きているとやっぱり嬉しいことは嬉しい。
伊奈帆の姉ちゃんも好きなので、姉ちゃんが悲しむのも辛いので、伊奈帆にも生きててほしいというのは本音でもある。
アセイラム姫も伊奈帆が死んで自分だけが生き残ったとなると悲しむだろうしね。
なので作品的にどうなるか不安ですが、ここはひとついい意味で視聴者を驚かせる作品にするという前提で、アセイラム姫も伊奈帆にも生きていてもらって第2期でも活躍してもらいたいものですね(^^)
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