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沖縄民謡のウンチク。

2005-06-17 10:03:56 | 音楽のコト
ついでなので沖縄民謡に関するウンチクをひとつ。

日本(大和)に「短歌」とか「俳句」があるように、沖縄には「琉歌」とゆーものがあります。短歌=5・7・5・7・7で、俳句=5・7・5ですが、琉歌=8・8・8・6となります。
パッと見、なんだかゴロが悪いなぁと思いがちですが、声に出してみるとなんとも言えない雰囲気のある調子なんです。8・8・8と来て最後がちょっと少ない6なので、なんか足らないような、そんな感じがするんですがそこがこの雰囲気を作りだしているんだと思います。

例として、下でも書いた「てぃんさぐぬ花」の歌詞をあげてみたいと思います。

てぃんさぐぬ花や(てぃんさぐぬはなや)…8
爪先に染みてぃ(ちみさちにすみてぃ)…8
親ぬ寄し事や(うやのゆしぐとぅや)…8
肝に染みり(ちむにすみり)…6

かっこ内を読むと分かると思いますが、8・8・8・6の琉歌形式になってますねー。
このように沖縄民謡には琉歌形式の歌詞にメロディをつけたと思われる曲がたくさんあります。もちろん全然ちがうのもありますが。
と言うことは琉歌形式で作られた曲は、歌詞を他の琉歌形式の曲の歌詞で歌っちゃってもピッタリ合うんですね。なぜならばどちらも8・8・8・6で作られてるから。
上げればきりがないですが、「かぎやで風」の歌詞を「唐船ドーイ(トウシンドーイ)」にのせても歌えるって訳です。
そんな訳で、ワタクシは「下千鳥(サギチジュヤー)」や「浜千鳥(チジュヤー)」「てぃんさぐぬ花」の歌詞で「宮古ニ(ナークニー)」を唄ったりしてるのでございます。

以上、本日は大変マニアックなお話。最後まで読んで頂いてありがとうございます。m(_ _)m

(写真がないのも寂しいのでネットで拾った首里城の写真をあげときます。ぶっちゃけ行ったことないですけど…)

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