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多くの趣味は、全てがワタクシsinnに必要なモノなのです。

プロローグ-4

2005-04-26 18:42:55 | 音楽のコト
はじめて飲むギネスビールを堪能しながら、慣れない場所にちょっと落ち着かなくてキョロキョロしながらライブがはじまるのをまっていたところ、足利トリオのフィドラー石川さんが話しかけてきてくれました。
「あのー、失礼だったアレなんですが、もしかしてO駅前で・・・」
ひゃー!覚えててくれたー!!ウレシー!!と心の中で叫びながらも「あ、そうっす。」なんて落ち着いたフリで返したつもりですが、きっとぼくの顔は満面の笑みだったはず。
しかしぼくは全く予想してなかったのですが、足利トリオの3人はぼくがライブに来た事をものすごく喜んでくれました。本当にびっくりするくらい喜んでくれて、(なんかあったかい人たちだなー。)と感じました。
そしていよいよはじまったライブは超最高!!路上でちょっとしか聞いたことがなかったので、今回はたっぷり聞けて大満足。ってゆーか全然楽譜も見ないでのレパートリーの多さにびっくりしたのを覚えています。
ライブの後は、メンバーや見に来ていた色々な方とおしゃべりをして(みんな音楽大好きですばらしいなー)と思いながら、その日は中野の友達の家に泊まりに行き、興奮状態でアツく友達に今日の出来事を語るのでした。

「まさに(耳をすませば)のナイスボーカール。の世界だったよ!」

つづく。

プロローグ-3

2005-04-22 10:06:55 | 音楽のコト
アイリッシュのライブなんて見たことも聞いたこともないぼくは、まずはネットで情報収集を始めました。とあるBBSでライブに行く時の服装の事など(普段着でいいのか?等)今考えるとちょっと深く考え過ぎてた感じはあるのですが、ネホリハホリ質問し万全の状態?で、いざ当日を迎えました。

フライヤーに載っていた地図を頼りに、ちょっと早めに無事現地に到着し、ちょこっと中をのぞいた途端、愕然!!

中学の頃からバンドをやっていたぼくは、「ライブといえば、薄暗い地下のライブハウスで、ステージがあって、でっかいアンプがあって・・・」と考えていたのですが、そんな想像とはまったく違い、そこは小さなカフェのようなところで、ステージなんて物はなくて、テーブルを寄せて空いたスペースで演奏するような感じでした。
来ていたお客さんも、みんな知り合い&家族の様な感じで年齢層も高く、当時スケボーにハマッていてダッブダブの服装で行ったぼくは、「やべぇ、あきらかにういてる・・・」などと思いながら、たくさんの視線を感じながら、すみっこの方に座り、始めてのギネスビールをすするのでした。(←パブに行ったらギネスビールを注文する事は、ネットで勉強済)

つづく

プロローグ-2

2005-04-18 14:08:48 | 音楽のコト
その受け取ったフライヤーには「足利トリオ」と書いてあり、さっそくネットで情報を集めようと検索をかけると「足利トリオ」のサイトは無くて、違うバンドのBBSにヒットしました。
最初は「下北は遠いからもっと近場でライブはないかな?」と考えてそのBBSで質問したのですが、結局分かったのはフライヤーに載っていた下北でのライブだけでした。
その後、友達(主にいつもスケボーをやっている友達)を誘っても誰も「アイルランド民謡」のライブに行ってくれる人が見つからず、ぼくは一人で行くのもどーかなー?と思ってライブに行くのはやめようと思っていました。
しかし、ちょうどその時に友達の家で見た映画が沖縄映画?の「ナビィの恋」でした。映画好きの友達からオススメと聞いていたので見たところ、激しいタップダンスのようなものを踊りながらバイオリンを弾くひげもじゃの男の人が出ていました。その男性の弾く音楽が、おばぁ(ナビィ)の言う「アイシテルランド」=「アイルランド」だと分かると「これは足利トリオのライブを見に行くしかねーな!」と思ったのでした。
(そのとき、あまりに「ナビィの恋」にハマり、沖縄の三線をはじめました)

つづく

プロローグ-1

2005-04-15 01:44:04 | 音楽のコト
ぼくが初めてアイリッシュを聞いたのは三年くらい前でした。
当時好きだった女の子と二人でO駅前を飲み屋を探して歩いていると、
ストリートミュージシャンのたくさんのいるその駅前は、アコギを持った
二人組が何組もいました。
ちょうど「ゆず」がブレイクしてちょっとたったくらいで、
みんな上手にハモって歌ってました。
しかし、なんだかみんなおんなじに聞こえちゃうなー。なんて
思いながら歩いていると、ちょっと離れたはじっこの方から
バイオリンらしき音が聞こえてきました。
基本的に個性的なものや、ちょっと変わったものが好きなぼくは
演奏しているところまで小走りで行きました。

そこで演奏していたのは、おじさん二人と(ギター&ドラム)
おばさん一人(バイオリン)の三人。
他のストリートミュージシャンは、みんな高校生とか20歳前くらいだったので、
とても驚きました。
そのイカしたメロディーに一瞬にしてやられたぼくは、一曲終わった時に
「これはどこの音楽なんですか?」と質問。
「アイルランドの民謡なんですよ」との答えをいただき、あまりにハマったぼくは、
さらにもう二曲ほど聞かせてもらい、一ヶ月後の下北沢でのライブのフライヤーを
もらって、その日は飲み屋に行ったのでした。

つづく・・・