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奥山半僧坊

2011-09-29 23:14:04 | 日記
叔母を連れて、浜松の山奥にある 奥山半僧坊 方広寺に 行って来た。

むかし母親が、 半僧坊大権現の信仰をしていたらしく 行った事はなかったが 半僧坊という名前が とっても なつかしいと 盛んに言っていた。


アタシは 5年ばかり 毎夏、 吉野山中の大峰山に 行っており

近くに、南朝を打ち立てた 後醍醐天皇ゆかりの地があり 行った事もある。


その、後醍醐天皇の 第11皇子が、方広寺の開山である 無文元選禅師である。


無文元選禅師は 後醍醐天皇崩御後 出家して 中国に渡り、修行を重ねて 日本への 帰路に着く訳ですが

大嵐に  遭い、危うく遭難しかかった際 何処からともなく現れた   異人  に助けられたという事です。 


それから 月日が流れて、無文元選禅師が 招かれ遠江の奥山に 寺を開いた時、再びあの異人  が 姿を現して 弟子入りを志願したそうです。


その時、無文元選禅師が 異人を見て  “ 半分 僧のようにも 見える ” と 言ったことから  半僧坊 と言われるようになった という事です。


この半僧坊、 無文元選禅師の没後、 “ この寺を 必ず お守りする  ” と 言い残して 再び 何処へともなく 姿を 消したとのこと。 



それから話は明治時代になり、 山火事の類火で 寺が全焼の目に遭った時、 不思議な事に

無文元選禅師の墓 と 半僧坊をお祭りしてある場所だけが 類焼を免れたことから

半僧坊の信仰が始まったようです。


半僧坊とは一体何者か?     一体 何者の権現か?   ロマンがありますね