情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

情報概念が扱いにくい理由

2019-04-25 16:41:35 | 情報と物質の科学哲学

情報概念が極めて扱いにくい理由を示します。
(1)情報は、物質やエネルギーのような客観的存在ではありません。
(2)情報は、クオリアや意識のような主観的存在でもありません。

情報は、客観的存在と主観的存在の中間に位置するものなのです。
情報は、主観的概念の機械バージョンであるとも言えます。
これを「情報のシステム依存性」と名付けます。

情報科学や認知科学の成功で多くの人が情報は客観的概念だと考えています。
これは、とんでもない間違いです。

詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!

情報概念が曖昧に使われている生物学や神経科学

2019-04-25 10:00:10 | 情報と物質の科学哲学

生物学において情報概念が重要視されるようになったのは、
「遺伝情報が暗号化されて遺伝子に書き込まれている」
という認識が分子生物学で確立されたためです。
このときの「暗号」は、遺伝子を構成する4つの塩基の配列パターンのことです。

遺伝情報における情報概念は、情報理論のものとは全く関係ありません。
遺伝情報の暗号化や読取りは、物質現象なので物理則のみで説明できるからです。
遺伝情報には情報理論のような情報の確率的性格はありません。

生体情報神経系における神経情報、内分泌系におけるホルモン情報、という用語もよく使われますが、これも情報理論のものと違います。

情報という用語は、様々な分野でその場限りの言葉として曖昧に使われています。
この用語がどのような意味で使われているのかに注意すべきです。

詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!