西女満別駅にやってきました。
秘境の駅とも呼ばれていて、「こんなところに駅?」感がすごいです。
場所は、国道39号線と女満別空港前を通る道道64号線間の、町道の中間あたりに小さい看板があり、そこから50mほど入ったところ。国道からは駅名の標識がありますが、この入り口はうっかり通り過ぎることしかりです。
駅前通りと称されているようですけど、車がすれ違うことができない狭い砂利道だし、商店はおろか民家も無し。この先に駅があるとは地元の人しかわからないだろうな。
美幌と女満別の間に位置しています。
もちろん特急や急行は停まりませんので、時刻表も余白が多いです。
網走駅の発着時刻表カードが置いてあり頂戴しました。石北本線を通る特急オホーツク・大雪以外は全て停車するようです。美幌までの駅時刻は全て掲載されていて便利ですね。
裏面は釧網本線の時刻表。ここから釧路へはJR+JR(網走乗り換え)が一番スムースで分かりやすいです。他のルートはJR+BUS+BUSで、JR美幌~津別経由か、JR北見~津別経由があります。路線バスの旅がお好きな方はそちらをどうぞ。
単線区間です。こちらは美幌方面。
こちらは女満別方面です。
実は、ここは女満別空港まで2kmほどの場所で、歩いて行ける場所にあるのです。しかし、タクシーはおろかバス停は無し、空港へ向かう旅行者は女満別駅へ行ったほうがいいですね。
線路脇にレールの切れっぱしが置いてあります。
そして駅舎内に小さいOAラックがあり、温度計測装置が作動していました。
温度センサーらしきものが接続されているこのレールは、気温観測用で置かれているものみたいです。熱による変形率もチェックしているのかも。
これはレールのそばに建っている装置。「転倒ます型雨量計の感部」と印されています。
気象庁による設置観測で、オホーツク振興局管内では17箇所に設置されているようです。
周りは水田地帯で、水路にエゾアカガエルがたむろしていました。鳴き声を聞くのは初めてで、甲高くかわいい声で鳴くのには癒されます。
空港側の高台は畑、39号線側は水田で、それを挟んでJR線・駅があります。田畑のど真ん中ってことですね。
(記事:2019年4月 Update:2021年8月)