真説 アンパンマン

パーシーです。かっぱ寿司でラーメンを食べました。これが本当の「かっぱぬーどる」でしょうか。


生みの親「ジャムおじさん」は実は昔中華まんで有名な井村屋の従業員だった。

いつか新種の中華まんを世に広めようと研究を重ねていたのだが、
理解の無い上司との口論が元で退社していた。

「なあ、バタ子くん。新しい中華まんとして菓子パンをベースに
　考えてるんだけど、どうもしっくり来ないんだよ」


「と言いますと？」


「うむ。やはり中華まんの元祖『肉まん』や『あんまん』と肩を
　並べられる個性のパンってのが見当たらないんだよ」


「そうですね。もとが違いますから・・・あ、アンパンはどうです？」


「それじゃあ『あんまん』と変わらないよ」


「でも、あんをこれでもかっていうぐらい詰め込んでは？」


「あんたっぷりアンパンか・・・」


「『あん満タン』って感じで」


「アンマンタン！いいネーミングだね。それだ！よし、そうしよう」


・・こうしてアンパンが中に入った中華まん「アンマンタン」が誕生
したのだが、そのネーミングよりも「アンパンまん」のニックネームが
広まってしまった。


「井村屋のネームバリューがあってこそ売れる品物ですよね」


「そうだね。ブランド名を考えようか」


「邪道な井村屋を目指して『邪村屋』ってどうですか？


「それじゃ、さしずめ僕はジャムラおじさんだな。わっはっは」


「・・・ジャムおじさんでいいですよ」


「あ、やっぱりね」