出張にて思う

こんなところで、ノートパソコンを広げながら文章を書くとは・・・
今日は出張で、某地方都市に来ている。これからさらに、旅は続くのだが、昼飯を食べに入ったレストランは、そこそこの客入りではあるが、広さのせいか４人用の席に一人で座っていても居心地の悪さは感じない。
実は、こういったことに一種の憧れを持っていた。食後のコーヒーを飲みながらノートパソコンを広げて、ゆったりと文章を書く・・・すべては月賦で買ったこのノートパソコンのお陰である。
モバイルパソコンが欲しいと思い始めてから何年が経ったのだろう。実際にあっても使う頻度など殆ど無いだろうと思い、欲しがっては諦めの繰り返しだった。
仕事が変わって出張する機会が多くなるにつれ、趣味ではなく仕事としてモバイルが必要になったわけである。そこで、モバイルを探していたところ、相棒が中古で売られていたのである。８万円という値段でＸＰ搭載、重量１キロ。申し分ないスペックである。後は金策だけだ。妻に相談し、毎月５千円の月賦となったのであるが、小遣いから毎月５千円を渡し、１６回払い（金利・手数料無し）という返済プランである。通販での支払いはカード払いで一括であったため、後から明細が届いて妻が一言「８万５千円なんだけど」
まあ、細かいところは端数処理で・・・という理屈は通じず。当然１７回払いになったことは言うまでもない。
相棒であるこいつ「ＮＥＣ　LaVie」に名前でも付けてあげたい。と、突然思ったが、我ながら馬鹿馬鹿しくもあり、気恥ずかしくもあり、どうしたものか思案してしまう。いずれこの結論は出すこととしよう。
ノートパソコンを広げて、外で仕事するということに「カッコイイ」などと思っていたころ、実際に新幹線の中でレポートを仕上げてみたら、なんと。酔ってしまったわけで、見た目よりもキツイことが身をもって分かった次第である。まあ、仕事に追われて、外でもパソコンをカタカタしなければならないというのはカッコ良さよりも哀れみに近いものを感じえずにはいられないとなった。
しかし、これはこれで良い時間つぶしにもなり、なかなか楽しいものだ。次回は店の雰囲気をレポートできるように腕を磨いてみたい。文章を書く仕事をしているようで、自分に酔ってしまう気持ちは、なんとも言えないものだ。