“記憶”に残る“思い出”というぐらいですから、古いほうがいいでしょうか?
あれは、小学校2~3年のころ。
札幌在住でしたが晴れの日は崖を上り、雨の日は人んちまで上がりこんで本を読んでました。裏表ありすぎです。
あの日も団地の友達をひきつれて「絶対行ってはいけません ! !」
と、言われてた藻岩山のふもとの山道を登っていました。
ちょっと行ったところに国道が見渡せる崖があって、子供だけでよく出かけていったのです。そこから見える景色が子供ながらに気に入ってたりして。
数人で景色を楽しんでました。そうしたら背後からガサゴソ物音が…。
次の瞬間 ! !
「熊が出るぞー ! !」
大きな大きな(そう見えた…)大男が体中に落葉をくっつけて私たちに向かってきたんです。
もうそりゃ私たちは大騒ぎ ! ギャーギャー言いながら山を下りたのです。
その当時みんな、山に熊が出たと思っていました。
でも、出たのは熊みたいな大男。
なんじゃそりゃ。
大人は信じてくれませんでした。説明が下手すぎたのかもしれませんが。
今でもその国道を通ると思い出します。
「熊が出るぞー ! !」
誰だったんだろ。