心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

オーラの泉のタネ明かし・歴史編

2006-06-16 08:35:51 | オーラの泉・壊れゆく日本人
今どき、「霊」だ「前世」だ、ついでに「必然」だと騒がしい連中も
相当な頭だけども、

今から二千年以上前の古代日本では、
邪馬台国の時代から
占いや呪術が権力者の必須のスキルとされていた。

そこではまだ、共通する書き言葉も、暦・天文学も流通しない、
むしろ自然が支配する世界であった。
 
そんな古代に集落を営むというとき、
集落の中での出来事の予知は
共同体の者には難しいことではなかったけれど、

自然の天候を予見することは権力者の大事なしごとであった。

だがしかし、そこでも占いが当たるか外れるかは、
吉か凶か二つに一つに変わりはなかった。

結果的に吉であれば、評価が上がるし、

外れれば、殺されるか、

占った者が権力者自身であれば、
現実の方に何かと理屈をつけて、
解釈の世界に話をねじ曲げるわけだ。
(ま、これは今の占いでも同様だが)

要するに、情報操作をやったわけだ。

これは富と権力が収斂・集中してゆく『古事記』の年代にもあてはまる。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)を初めとする天つ神系の部族と
須佐之男命(すさのおのみこと)を初めとする国つ神系の部族との間の
果てしなき戦いが透けて見える『古事記』には、
後の藤原氏や安倍氏の影響下にあるものの、
この国の生い立ちが闇の部分をもあぶりだしつつ描かれている。

むろん朝鮮半島や中国の刺戟を受けてはじめて、
この国が大きく活性していくわけですが、
その刺戟の中身というと、
陰陽道や歴、薬、易が主なもの。

当然、これらは時の権力の手中に収められていきます。






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