(有)大津屋 駅前本店

湖西の限定酒 ”これっきりごめん”
湖西市鷲津1302-17
TEL(053)575-0070

画一を避けて、統一に就く

2010年04月22日 17時22分03秒 | ひとりごと
        ― グル-プ・人材育成の実態 ―

☆天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らずと言えり

 有名な「学問のすすめ」福沢諭吉・小幡篤次郎(同著)の初編冒頭の一文字です。しかし、これだけ知って次に何が書いてあるかを知らない人が少なくありません。人間の尊厳・基本的人権については上も下もありませんが、社会で暮らし、ビジネスの世界におれば、その立場や役割の上で、命令する側と命令を受ける側では物の言い方や態度、礼法にも違いがあります。本来、平等のはずなのに、なぜ違いが生じるか。それは「学んだかどうか、心を用いたかどうか」による、と福沢先生は書いております。
 弊店の人材育成では、個性を尊重し、奔放なまでにその発揮を期待しますが、根本の「けじめ」は、ここにあります。

☆三奪法 ― 人事方針。幕末の私塾にならう。
1.年功序列にかえて、入社の先後を長幼の序とする。 「年齢を奪う。」
2.入社前の学歴・経歴を無視し、入社後の能力、学習によって優劣を判断する。「経歴奪う。」
3.身分や出身を問わず、業績、精励によって軽重を判断する。「身分を奪う。」

 奪うとは無視すること。年齢、経歴、出身により優れた実力があれば自ら顕われます。つまり能力と努力により、後のカラスがどんどん先になるわけです。

☆自己啓発 小論文(原稿用紙2枚程度)の提出・発表
 今年から、各自のテ-マをきめて、仕事に照らしながら学習し、業務の実態からの反省や提案をします。毎年12月末提出、4月決算までに審査、表彰発表、褒章授与。


☆滴塾の開講(随時)
 前にも述べましたように、教育訓練は会社・社員双方の権利・義務として実施しますが、それ以上の研修は生涯学習の一端として推奨・援助します。
「自学自習・相師相弟・倶学倶進」を旨とします。
市場調査・分析の実体験、英独佛西伊各国語で商品名を読む、等。
幕末の私塾、緒方洪庵の適塾にならって命名、但し酒屋ですからサンズイ、今はたった一滴でもやがて川となって清く流れ浜名湖に流れ込み、ひいては太平洋に流れ込んで世界へと塾生が羽ばたくことを願っています。


☆弊店グル-プの仲間には(社員も経営者も又その家族も)「よい人生、よい家庭生活をもって欲しい」と思います。
このためには、各自のもっている特性・能力を伸ばし、ギンギン・ギラギラの個性化をして貰いたいのです。だれもが同じ顔付きをし同じことをオウムの如く発言するような、「画一を排します。」
 しかし、根っこでは、「一枚岩のように統一」し、文字通りネットワ-キングすることを期待します・

自店ブログを使い、勝手な事を書き綴りました。
☆相依共生を、社内外に実践できますよう、努力を重ねております。社員ひとりびとりにつきましても、いっそうのご愛顧、ご鞭撻、ご指導下さいますようお願い申し上げます。

店の宝・人材と人脈

2010年04月15日 16時04分10秒 | ひとりごと
       ― 二つの無形文化財 ―

☆ 企業の文化と社宝

 世界の歴史を調べてみると、繁栄した社会には必ず秀れた文化が伴ってその活力となり、その発展力によりさらに新しく高い文化が育て上げられています。

 企業、事業にも、すなわち会社にも商店にもその文化はあるはずだと、約35年前に先代から稼業を継承したときに考えました。
 
 今、弊店には「二つの無形文化財」があります。

  それは 『人材』と『人脈』です。

これは組織の大小を問わず、また課税対象にもなりません。


☆ 事業は人なり

 いくつかの店舗の経営と、多くの地域貢献事業に携わった経験から、「人の重要さ」をつくづく痛感しております。
 アタマ数ではありません。その人の働きぶり(能力)と励みぶり(士気)で、結果は格段の差がつきます。

 そこで「人材の育成」について、その方法と段階を考えました。

 世の中には、必要条件と充分条件があります。例えば法律と道徳です。
法律は社会規範として必要最低限のものですが、これを守っていればよい、というわけではありません。道徳を弁えて行動すれば、より暮らしやすい社会ができます。
しかし、これは自発的にやることで、強制されるものではありません。

 企業の中での「人材育成」にも、このような考えが当てはまります。

教育訓練 
  仕事に必要最低限の知識と技術を教え鍛えます。これは社員である以上、必ず施します。(勤務時間内に)

生涯学習  
  本人の自発性によるもので、会社はその援助をします。上限はありませんし
       テ-マも様々。(時間外に)


☆ 人脈によるネットワ-キング

 事業活動には、人、金、物、仕事、情報が存在し、相互に連結して、それぞれの役目、機能が進められます。しかし、多くの会社にある組織機構図に見られるような、職務割当てと命令系統を示した考え方だけでは、役に立たぬのです。
その役目をつなぐ過程(プロセス)としくみ(システム)の組み方、仕事の能力とやる気によって、活動と結果が左右されます。この網のような連携関係をいかにうまく形成し運用するかが、
ネットワ-キングです。

 リエンジニアリングが正にこれです。

 内部人脈  
  社内の仕事の流れを人と組み合わせたしくみ(システム)にする。硬直的機構ではなく動態的制度。


 外部人脈  
  お得意先と仕入先を店を仲介として繋ぎ、相依共生の実務を運用する。取引実務のみならず、情報発信、各種イベント等により、この人脈は強化、運用され効果を生む。


☆ 弊店の人材・人脈の態勢 ・・・・・個性化と連帯

 トップ一人が、何を考え、どうしようと望んでも、社員一同の理解と参画がなければ、何も実行できません。
 
ところで、事業のはじめは「ひとり」でした。複雑に分化した大企業の組織と配分された業務も、きわめて小規模な商店でも、必要とする基本機能は大して変わりません。多勢で仕事を分担するとき、それがまるで一人でやるかのように調整されていればよいのです。

 幸いにして、弊店では長年に亘る人材育成、人脈形成の結果、態勢が整ってきました。
主幹の弟妹や息子、娘のような社員たちが育って、主幹の経営思想、理念、方針をよく理解し、「各自の個性」を生かして具体的な計画、実施、管理、そして現場の仕事を進めています。
 弊店には、仰々しい組織も職制もありません。営業、物流、総務3部門のそれぞれの長としての番頭さん(そして補佐役の小番頭さん)がいるだけで、課長も係長も主任もいません。各社員はタテ・ヨコの関係をもつ職務をいくつも兼務して、少人数多兼務の態勢をとっています。

 これは永い間の経営の主幹として、また地域での様々な役職を経験した小生の生々しい体験から生まれた、自信のあるシステムです。
 要はプロの酒屋として恥じない実力を備えるようにと考え、肩書きが欲しければ、認定資格(後術)を名乗るように指導しています。



二休み!

2010年04月04日 12時17分16秒 | ひとりごと
   
   ☆地図になき 川に出でけり花筏

   ☆花冷えの壁画明るき文晁寺

   ☆尼僧より伝言ひとつ鳥帰る

   ☆ひらがなのもじよりかろくてふうまる

                     渡辺たかし


  【小 噺】

   『人をくった子供の笑い』

    なかなか寝ようとしない子供をベッドに連れていって、母親が言った。

    「坊や、いい子にしていると天国に行けるわよ。でも、言うことを聞かないと地獄へ行っちゃうのよ。」

    子供、しばらく考えて、
     「じゃあ、遊園地に行くにはどうすればいいの?」



   『悲劇の裏返し』

    深夜まで呑んでいる男二人。

    「キミんとこ、遅く帰るとカミサンなんといって怒る?」

    「ボク、女房いないんですよ。」

    「じゃあなんだって早く帰らないのさ。」