11月といえば霜月。
寒さもひしっと感じてきます。
今朝10時ごろ
地下鉄の改札前に着物姿の方が10人ほどもいらっしゃいました。
皆さんニコニコと楽しそうにしてらして
でもどの方もなかなかの渋い出で立ちで
もしかしてお茶のイベント?
と思って気がつきました。
11月 きっと炉開き。
お茶室でお湯を沸かすとき
夏の間は風炉という火鉢のようなのにお釜を乗せます。
そして11月になったら囲炉裏を小さくした感じの炉に変わります。
炉を使う最初を炉開きと言って
茶道ではお正月のような一大イベントなのです。
その時のお菓子は
亥の子餅 と決まっています。
むかーしお茶を習っていたとき
どうしていつも同じお菓子なのかと思っていましたが
今炉開きを検索して判りました。
炉開きは
本来は
亥の月(旧暦10月、いまの11月)の亥の日にするものなのだそうです。
亥 とは
陰陽五行説では水性
陰陽は陰
火の反対側にあるもの。
火事がとても怖かった江戸時代の人々も
炬燵などを出すのはこの日を選んだそうです。
亥にもちゃんと意味があるんですね。
良かれと願う想いが
とても素敵ですよね。
伝えていきたいです。