パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

がん患者と情報

2016-04-14 17:48:05 | 乳がん

がんになった時、今ならたぶん50代ぐらいまでの人なら ネット検索を試みて自分のがんの情報を手に入れようとするのでは?

私も医師に宣告された時から、乳がんに関する色々な記事を読んだ。そこには個人ブログももちろんある。

テレビや雑誌でも、(ちょうど夏に北斗晶氏のガン公表があったためか) かなり目にした。

マスコミを通じて語られれるがん情報は、様々あるが、自分が患者になってみると、「あまりあてにならないな・・・」という感想だった。自分にとって有益で欲しい情報は、流れない。それは当然かもしれない。ガン患者が100人いたら100人の事例があり、またそれが全て現代医学で解決できる問題でもないだろう

私の主治医は「がんというものは、デジタル的なものではない」と最初説明された。、ふ~んという感じでその時は聞き流したが、(先生が言わんとすること) だんだんその意味が分かってきた。頭にこの言葉が残っていて良かった。デジタルではない、ということは究極命の神秘につながることだろう。

深夜にたまたま、このサイトを読んだが、今まで読んでいた記事と違って、医師の立場から客観的にがんと現代医学について語られていて、興味深い。

記事中に「インターネットで手に入れる情報で確実なのは50%に満たない」とあるが、私もそう思う。

http://mainichi.jp/premier/health/articles/20151029/med/00m/010/002000c

医師から見た抗がん剤に対する考え方も、分かるが、例えば乳がんの場合、むやみやたらに検診するのではなく、検診にふさわしい年齢時期があるということが分かる。ピンクリボン運動も早期発見早期検診という観点からではなく、乳がんを理解してもらうための啓発運動のほうがいいのでは?という提言。私の個人的な意見だが、この情報は有益で必要かなと思う。

私は乳がんになって、ネットでの情報を入れるときは ある情報のプラスとマイナス両方探して読んだ。ネットの情報だけではなく、自分の治療については不安に思うことは、主治医に聞いた。主治医の言葉で「エビデンス」というものがあり、エビデンスとは何か?統計学的な物の見方を考えるようになった。

統計学というと難しいけれど、例えば二人に一人ががんになるというのも、人を不安に落としれるような言葉で、私は事実ではないと思っている。そもそも二人に一人の・・・という定義というものがない。これが50代の女性二人に一人ががんになるというデータがあり、それに基づいているなら分かるが、全ての年齢層をまとめて がんになるというのはおかしい。(会社でもがんになった人はいるが 、社員数の5%にも満たない。)

商品を売るためには、人の不安心理を狙うこと。不安を煽るだけの、科学的根拠が実はほとんどない健康法や商品は山ほどある。

そういうものを見極めて、自分の納得のいく治療法を選びたい。記事にもある標準治療だが、最終的にそれを選択するかどうか判断するのは患者なのだ。


 今日は25度を越したよう。いきなりの蒸し暑さで、バテテしまいダウン気味・・・。明日は金曜日、今週はまだ土曜休みなので、あと一日頑張ろう。

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