パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

鬱的なお休み

2019-01-27 17:52:25 | つぶやき

先々週手術をしたが、経過は良好で痛みもなくなった。ほっと一安心という感じだが、先週から母親(80代)が胃腸を壊して毎日点滴に通っている。血液検査をしたけれど異常は何もない。だから単なる疲れかと思うが、お粥だけしか食べていないため全く力が出ない、ふらつきがち。

私が2階にいた時、たまたま下で物凄い音がしたので、何事かとキッチンに行くと母親が倒れていた。救急車を呼ぼうかと思ったが、意識ははっきりしていて大丈夫だという、椅子が引っ掛けて倒れたと。どこも痛くないというので、結局救急車も呼ばなかったが。それが先週の水曜でもう今日は日曜。病院で抗生物質をもらったが、飲んだら、いったん治まったはずの下痢がひどくなったので、飲むのをやめた。時間が解決するしかない。

 

今日は日曜で明日から仕事だけれど、私は早く仕事に行きたい。仕事に行くとやることがたくさんあるけれど、自分で全て決められる。身体は疲れるけど、それをやっていれば時間が過ぎる。家にいても、なんだか心が落ち着かない、仕事している時の方が落ち着いていることがある。自分に対するストレスを感じない。逆に家にいた時のほうが自分に苛立つし、ストレスを感じるのだ。それから休日はとにかく何もかも面倒くさい。本当に毎日自分を励ましながら生きている。自分のすること全てにストレスを感じるけれど、励ましながら生きている。最近の自分は本当に頭が悪く探し物ばかりしているので、同僚に相談したら「昔から変わらない。昔から天然だし」と言われてしまった。確かに天然と言われたことは、間違っていないw けど自分に感じる違和感はそういうものじゃない。前から面倒くさく無気力になることはあったけれど、正直ご飯を食べるのも面倒くさい。ごはんを食べたくない。食べようと思うと支度がいる、食器を出す、料理する、盛り付ける、後片付けをする、これを思うと茫然とする、じゃあ総菜でも買うかと思うけれど、これも好きではない。出かける、お金を使う、食器を出す、ゴミが出る、このゴミが出るのも気に入らない。そうすると、食べないでじっと過ごすしかなくなる。そういうわけにもいかないので、料理を作ったりしてみる。もし一人きりなら料理はしないだろう。休日は1食ぐらいで十分かなと思う、あとは飲んでればいい、カロリーとれるから。

こういう時は愉しいことを考えると、少し気が晴れる。楽しいことはあるけれど、それでも気が乗らないこともある。集中力もないし、何も続かない。

でもまぁ生きているからいいなと慰めて寝るだけ。

 


市原悦子さんの訃報に寄せて

2019-01-13 21:14:50 | つぶやき

先ほどニュースで市原悦子さん訃報のニュースが流れて大変驚いた。街頭インタビューに応じている男性が「日本の母親のような方」と答えていたのが印象的だった。ドラマでは様々な役を演じられて楽しませてくれた。あのほんわかとした上品な声と、キリリとした面差し・・・。とても寂しい。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

市原さんといえば、日本昔話を誰しも思い出すのでは?私もたまたま過去にblogで日本昔話「あとかくしの雪」について書いていたので、読みやすくし一部再録してみます。

このような素晴らしい作品に「声」という命を吹き込まれた市原さん。取り上げたあとかくしの雪は、全体的に台詞が少なく静かな物語だが、それがかえって演技を際立たせているように思う。間合いやイントネーション、全てにおいてプロの仕事を感じさせる

 


                                                       

「あとかくしの雪」は、子供の時とても印象に残った作品。大人になって見てみると感慨深い。15分の中に、これだけの世界を描く・・・哲学的・仏教的な世界観もある。伝承として伝わる昔話は、子どもに媚びないものだと思う。「あとかくしの雪」も、子供には理解できないような不条理に満ちた世界・・・だからこそアニメーションの優しさ、名優2人の語りの柔らかさ・その静けさが ただただ美しい。

<あらすじ>

① 山が噴火をして 火山灰が降る。昔は豊かだった村だが、噴火のせいで貧しい村になる。作物が実らない。

② その村に腹を空かした旅人がやってくる。何日も食べていないので、庄屋の家の前で食べ物を求める。(庄屋の家の前の畑にだけ大根がたくさん植わっていた。)

③ 庄屋は、旅人の申し出を断る。もしも、大根を畑から盗んでも、足跡(火山灰が積もっている)が残るので誰が盗ったかすぐ分かると言う。

「村人でも見つけたら 代官所に連れて行くだけ」と。

④ 村人は、あきらめて、またしばらく歩くが、空腹から倒れてしまう。おばあさんが旅人を見つけて、家で介抱する。自分の食べる食事を旅人にあげるのだが、このお汁いっぱいにも満たない食事以外、食料が全くない。(おばあさんにとって、本当に最後の食事だった・・・それを旅人にあげてしまう)

⑤ けれど旅人の空腹はおさまらない・・。するとおばあさんは、どこからか 大根を持ってきて旅人に食べさせる。そしておばあさんは、夜明け前、早く山を越すようにと旅人に出発を促して、旅立たせる。

 

旅人は感謝するが、ふと地面を見てその足跡に気付き驚愕する。おばあさんの家の足跡が、庄屋のだいこん畑とつながっていたからだ。旅人は、おばあさんの行く末を思い、「足が震えて」「夢中で道を急ぐ」 旅人に食べさせるためおばあさんは庄屋の畑から、大根を盗んでいた。

庄屋も夜明け前に、火山灰が降り積もった上にある畑の足跡に気付くが、太陽が出てからこの足跡を追えばいいと思い、一端家に戻る。

 ところが・・その後、雪が降る。「誰が降らした雪なのでしょう」

 灰の上に降り積もった雪がおばあさんがつけた畑の足跡を 消してしまっていた・・・。

不思議なことに、夜は星空だったのに、いつもより、ひと月も早く雪が降った・・・「もう足跡がみえません」というナレーションで物語は終わる。


「自己犠牲」という心を見せた物語だが、この話はひときわ悲しい。

おばあさんが何故旅人を助けたのか? それはもう自分が「死ぬと分かっていた」という背景がある。食料がないのだ。そして空腹で倒れた旅人に「自分のごはんを全部ごちそうしてしまった」おばあさんは、「この憐れな旅人に何か食べさせたい」と考え、庄屋の畑から大根を盗むという罪を犯す。

人を生かすために自分が罪を犯す。・・・それは遡れば・・・人間には決して抗えない運命・・・自然の天変地異・「山の噴火」からきている。(もし山の噴火がなかったら、「豊かな村」のままでいられたはずだ。)そして その罪を消し去ったのは、「雪」なのだ。皮肉にも「雪」という自然によって人の罪は消え去った。

けれど おばあさんの目の前にある横たわったままの「やがてくる死」は、この物語は触れない。また昔話に登場する「神様」「仏様」「天の声」のような、絶対的に助けてくれる存在も全く描かれない。

 「罪人」としてではなく、「人」としてその終わりを迎えるおばあさん・・・。おそらく優しく働き者であっただろう人なのに、どうして助ける結末ではないのか?そしてあの旅人はどうなったのか?普通描かれるだろう子供向けの部分はいっさいない。何もそれは語られない、そしてこの残酷な世界をこの言葉だけで終わらせる。

「もう足跡がみえません」

市原悦子さんの柔らかく優しく慈愛に満ちた声がとても悲しく、それでいてどこかに希望を感じさせるようだった。

人として生きる不条理がそこに在る。そしてそれでも人は生き、死んでいく。仏教的な世界観や哲学も感じさせる至高の作品といっていいかと思う。

 


 


コード番号K872-3 4730点の手術

2019-01-12 10:12:44 | 乳がん

昨日は日帰り手術。乳がん患者は術後も、様々な症状を受け入れなくてはならない。それは一つにホルモン剤を飲んでいる場合。このホルモン剤は乳がんの進行を止める反面、子宮にワルさをするかもしれない副作用をもつ。したがって、乳がん患者は定期的に婦人科を検診し異常がないか検査をする。

タイトルにあるこの手術の正式名称は「子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術」

乳がん患者に限らず、内膜ポリープ(良性)と診断され場合によっては、もう大きくならないため切除しないケースもあるかと思う。何かの症状がある場合、例えば不正出血が続くとか、年齢にもよってこの手術をすることになる。

この手術を受けた友人から感想を聞くと・・・「陣痛より痛かった(叫んだ)」との返事が・・・。(>_<)(>_<)(>_<)

そもそも子宮細診の検査も、かなり痛い。だから痛いのは覚悟していたが、陣痛と違い時間は10分ほどで終わると説明に書いてある。前回の問診の時、美人医師が「これまでの検査をされたなら、麻酔なしで我慢出来るでしょう。5分程度であっという間に終わってしまいますからね。この手術を得意とされるドクターがいますから、そちらの先生にお任せしますね」と言われたが、友人の言葉もあり一応覚悟していた。

得意とされるドクターも、超美人な女医さん。この病院は美人じゃないと女医が出来ないのか?と思うくらいのモデルのような美人で、私はまずそのことに驚いた。説明も手際良く、さぁ手術・・・。

ところが・・・想像を絶する痛さに私は意識が朦朧として泣きだしたくなった、というのも、これは後で聞かされた話だが、乳がん患者のポリープの場合、固いしこりが多くて普通の患者さんと違いサッと切除出来ないケースがありその場合器具を変えたりして色々工夫してやる。私もこの固いしこりで、かなり細長くあったため、少しずつ切除していったみたい。途中で看護師がどこからか飛んできて血圧を測りながら私を励ましてくれた、でもなかなか終わらない、私の苦しむ様子を見て麻酔をしましょうか?となり、途中で麻酔をした。(この手術は一般的に麻酔なし)時間にすると20分以上あったと思う。麻酔をしたら楽になったみたいな感じはなくて、痛みと気持ち悪さはそのまま。なかなか奥のしこりがとれなかったようだが、それを残す形で終了みたいになった時、やっとてこずっていたしこりがとれた・・・。卒倒寸前の手術を我慢した甲斐があった。先生も、細長いので、これをエコーで映したときに子宮内膜として今まで見ていたんでしょうと説明されたが。私は痛みで朦朧としていた(笑)

この時の痛みは生理痛を10倍痛くした感じ。終わっても、もちろん立ち上がれない、血圧が回復するまでそのままの姿勢で着替えも出来ず、少ししてから車椅子で別室で移動して1時間横になっていた。この際も、激しい腹痛はおさまらない、看護師に座薬を打ちますか?と聞かれたが、ロキソニンを持っていたのでこれを飲んで横になった。ウトウトとして1時間くらいしたら、やっと痛みが落ち着いて女医さんと話すことが出来た。

このブログを読んでいる方は乳がん患者さんもいらっしゃるので、あえて辛い体験を書いてみた。ちなみに料金は2万円ほど。日帰り手術の医療保険に入っていれば保険もおります。アドバイスとしては、

1痛かったら麻酔打ってもらって下さい 2ロキソニンを持っているといいです 3帰りはタクシーで帰られるか誰かに送ってもらったほうがいい時もあります。私は自分で車を運転して行きましたが慎重に越したことありません。 4乳がん患者さんは、このポリープになりやすいので特に若い方気を付けて下さい。5手術は簡単で翌日から働けますと医師がいっても、腹痛が残るときありますから、スケジュールは余裕もったほうがいいですよ

あの痛みは生涯忘れないと思う、それくらい強烈だった。これからの人生で痛い検査あっても(大腸や胃カメラ)あれを思い出せば何てことないかもしれない。手術を受けながら、一体私が何の罪を犯したのかと自分の運命を呪ったぐらい痛かった。

仕方ないので(何が仕方ないのか?)保険が降りることに気を良くした私は関西に遊びに行く計画を早速たてた。老後を考えると無駄遣いも出来ないのだが人生何があるかもわからないので行けるうちに行っておく。

3連休前に手術して良かった、しばらく安静にしてダラダラ過ごしまた月曜から働きたい。

 

 

 


2019謹賀新年

2019-01-03 11:30:38 | つぶやき

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

皆様のご多幸と平穏を心から祈ります。わたくし自身も一年を健康に過ごせればいいなと思ってます。

のんびりお正月を過ごしていますが、もうそろそろ仕事のことを気にしなくてはいけない・・・。

そんな一日です。


乳がんの抗がん剤治療を終えて3年目の冬です。今年やっと体調万全で過ごすことが出来ました。昨年も一昨年も胃腸をお正月にかけて壊してしまい、なかなか楽しめませんでした。今年こそは普通にお正月に食べたりしたいなと思い、12月ラスト2週間は忙しい中でも体調管理を万全にと心がけました。具体的にいうと、8時を過ぎる夕食には おかゆや雑炊にしたわけです。油料理をなるだけ摂らず、消化のいい食事を心がけました。おかゆだと少しのごはん量でもお腹が膨れますし、温かいから身体にもいい。それでもついお菓子や甘いものを食べましたが、普段食事量よりかなり負担を少なくしました。身体の疲れは睡眠でとりますが、内臓の疲労も同様に消化の早いものを食べればそのぶん休まるからです。

ということで朝起きた時空腹感を感じる様になるだけコントロールした結果、お正月をこうして過ごすことが出来ました。

身体にいいと分かったので来年からも夕ご飯は小食主義を貫きたいですが。おかゆも食べようと思ってます。