趣味の日記

30歳を機にサラリーマンを辞めて2代目自営業を営む店長の自由気ままな生活を書いていきます

ホイスに完敗…曙6連敗に

2005-01-02 11:40:24 | プロレス・格闘技
大阪ドームで31日行われた「Dynamite!!」の“大トリ決戦”で曙(35)=チーム・ヨコヅナ=がホイス・グレイシー(38)=ブラジル=に1回2分13秒、リストロックで一本負けした。曙は初体験の総合格闘技ルールでも敗れ、K―1デビュー以来、6連敗。限界を露呈し、05年のプロレス転向が濃厚になってきた。

 また、負けた。曙は「何が何だか、分からない」と首をかしげた。実力の違いを見せつけられた。曙はホイスのローキックを切ると、一気に倒れ込んで相手の上にのしかかったが、左腕をホイスの右足で絡め取られ、そのまま左手首を極(き)められて苦もんの表情でタップ。「あらら?と思ってるうちに相手の足が目の前にあって、いつのまにか極められていた。寝技に付き合わないようにと思ってたのに、忘れちゃった。何でだろ?」。ぼう然と敗戦を振り返った。

 K―1ルールで5連敗後、心機一転、挑んだ総合ルールでも完敗。限界を露呈したことで、ウワサされるプロレス転向の可能性が05年には高まりそうだが、曙は「勝つまでやる。ここまでやって辞めるのはどうかと思う。勝てるのが、いつになるか分からないけど、とにかくやっていく」と格闘技路線の続行を訴えた。

 裏返せば、負けて絵になる男だ。負けて、負けて、負け倒しても、逆にファンの「放っておけない」という母性本能?をくすぐってしまうのか。公開練習で闘魂注入した猪木は「将棋の内藤九段は“9回負けても最後に1つ勝てばいい”と言っている」と、まだ3つは負けられると進言。悩める元横綱に精神的な猶予を与え、励ました。

 結局、04年は1勝もできず、連敗街道の真っただ中で除夜の鐘を聞いた。「ゲンかつぎは?」の問いに、曙は「寝ます」と一言。このおおらかさがまた魅力だ。前途は厳しいが、不確定要素の強い「曙1勝」が05年格闘技界の焦点となることもまた、間違いない。

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