趣味の日記

30歳を機にサラリーマンを辞めて2代目自営業を営む店長の自由気ままな生活を書いていきます

ヒョードル“人類最強”証明

2005-01-02 12:11:38 | プロレス・格闘技
04年のPRIDEを締めくくる2人の王者の激突は、正王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(28=ロシア)に凱歌が上がった。ヘビー級統一王座と同級GP王者の称号が懸かったダブルタイトル戦。3―0の判定で暫定王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(28=ブラジル)を打ち破った。

 ヒョードルは試合開始直後から高速タックルを決めるなど先手を取って攻勢。相手が得意とする寝技に付き合うのは最小限にとどめた。“氷の拳”は相変わらずの猛威を振るい、ノゲイラが活路を求めたスタンドでの戦いでも主導権を渡さなかった。8月のGP決勝戦は1R途中に偶然のバッティングで右まゆ上に11針縫う傷を負い、ノーコンテスト。続行を主張したノゲイラ以上にヒョードル自身が悔しい思いをかみしめた。

 今回は昨年3月のタイトル奪取時と同様にオクサーナ夫人(28)とともに来日。8月の試合にはいなかった勝利の女神に力を授かった。リングサイドで見守ったオクサーナ夫人は夫の勝利を見届けると涙を流した。

 2つのベルトを巻いた最強王者は穏やかな笑顔でファンに手を振る。「ノゲイラは素晴らしい選手で、戦うことができて非常に満足している」。挑戦に名乗りを上げたミルコや、無敗のシウバを破ったハントとの夢対決への期待も膨らむ。05年もヘビー級戦線の中心にはヒョードルがいる。

 ≪持ち味出せず≫柔術マジシャンの異名を持つノゲイラだが、得意の寝技の攻防に持ち込めなかった。過去2戦はヒョードルのパウンドに苦しんだ。その反省から安易にタックルに行かずに序盤はスタンドで打ち合ったが、相手を崩し切れなかった。今年のミドル級GP参戦が濃厚な双子の弟ホジェリオと兄弟での2階級制覇を目指し、05年は王座獲りに向けて再出発する。

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