私自身も経営難に陥った以降、自殺という言葉が数回、頭をよぎったことがありました。
監査役をお願いしていたTさんも同じような経営状況の下
冬を間近にした今頃のことでしたが、首吊り自殺を自宅物置で敢行して自ら命を絶ちました。
ところが、お互いの苦境を訴えてキズをなめ合っていながら
私とTさんの口から自己破産という言葉が出ることはありませんでした。
今にして思うと、二人ともこの制度の存在と利用方法などを含めて
それに関する知識が不足していたからでしょう。
もし当時、私に今ほどの経験と知識があったなら彼を死なせずに済んだかもしれません。
失敗したら即、切腹という日本人的DNAの影響とも思えませんが
また、“生きて恥を晒す”などという間違った認識が未だに持たれているからでもないでしょうが
自殺は思い付くのに、ゼロからの再スタートを認めたこの国の制度を
肝心な時に考えが及ばなかったのですから、今となっては残念でしょうがありません。
特に自営業者やそれに近い規模の会社経営者に多く見られる自殺です。
この、自らを抹殺して現実から逃げてしまう最悪の方法で頭が占拠されている方は
右のサイドバー「自ら命を絶とうとする方へ」をまずお読みください。
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