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竹島は韓国領?日本の市民運動家、高井弘之インタビュー

2010-08-31 09:28:56 | 日記
(平沢=聯合ニュース)韓日強制併合100年をむかえて「平沢(ピョンテク)-愛媛市民団体交流会」のために去る27~30日、平沢市を訪問中の愛媛県地域市民活動家、高井弘之(56)氏は「独島(ドクト、日本名:竹島)は韓国の領土であり、侵略を歪曲した(日本の)誤った歴史認識から始まった」と30日明らかにした。

次は高井弘之氏との一問一答.

--愛媛県は歴史歪曲を記した中学校歴史教科書を採択した保守性が強い都市だ。歴史歪曲と市民活動はどんな形で進行しているのか。
▲去る2001年、新しく登場した自国中心主義的な歴史歪曲、過去侵略戦争の正当化などを特徴とした歴史教科書が文部省の教科書検定に合格した。この教科書の全国採択率は当時0.039%できわめて低かったが、東京の一部学校と愛媛県の中学校で採択した。愛媛県の現知事などが「新しい歴史を作る会」を結成、歴史教科書に日本帝国主義の歴史を称賛する内容を含めている。歴史歪曲を通じて日清戦争を美化した小説家司馬遼太郎氏の作品が昨年からNHKでドラマで放映されている。来年末まで放映される予定だが、日本の現地市民団体は放映中止を要請している。

--保守指向が強い地域で市民運動をすることになった契機は。
▲日本の朝鮮侵略については知っている。'日本が加害国'という考えは嫌いだった。多分、日本国民の中には私のような考えを持った人もいるだろう。(相当数の日本国民が)日本が加害者という事実を認めまいとしている。このため歴史歪曲など受け入れるのが難しかった。結局20年前から韓日関係に微力でも役に立ちたくて市民活動を始めた。

--歴史歪曲教科書採択反対訴訟は日本で現在どのように進行しているのか。
▲2002年から現在まで「扶桑社版教科書採択取り消し訴訟」など歴史歪曲と関連、全25件の訴訟を提起した状態だ。訴訟は現在の愛媛県知事や愛媛県教育委員会を含み、これまでの訴を引き受けた判事などを対象にしている。平沢地域市民団体と交流を始めた2005年以降、平沢市民らも訴訟に参加している。愛媛県教育委の違法性と教科書採択反対訴訟に昨年、平沢市民2千34人が原告として参加した。この訴訟の初公判が来る10月20日、日本現地で開かれる。

--日本、愛媛県市民らが眺める歴史歪曲に対する認識は。
▲市民活動に対して批判的だ。歪曲された歴史を支持する運動もある。私たちのように積極的な市民は多くない。だが、歪曲された歴史を正すために参加しようとする一部の政治家など少数の集会を形成中だ。

--市民活動家として独島領有権問題に対する見解は。
▲独島問題の場合、日本では日本の侵略や植民地化問題とは関係なく、単に韓日間「領土問題」だけ考える傾向が強い。日本社会では日本が独島を日本に強制編入した1905年1月当時、日本と大韓帝国とどんな関係であったか、日本によって大韓帝国はどんな状況に置かれたのかについてほとんど知らない。これが多くの日本人たちが独島問題を'歴史問題'でなく領土問題とだけ把握する主な原因だ。独島問題は誤った歴史認識の問題だ。韓日併合は合法的でなく不法だ。独島は韓国の領土だ。日本の独島領有権主張自体が大韓帝国侵略の歴史を歪曲、間違って認識しているためだ。

--これから歴史歪曲問題の他に韓日関係のためにどのような市民活動をする予定なのか。
▲松山市など愛媛県で「歴史歪曲教科書問題」などの課題を中心にした市民運動家らが平沢を初めての訪問したことは2005年で、この時から平沢と市民団体交流会が形成された。日本の歴史などと関連、私たちが解決しなければならない問題については今後も松山市と平沢市民らと協力、連帯する方針だ。

キム・ミョンギュン記者



高井弘之
<プロフィール>
1955年、愛媛県生まれ。1980年代、東京にて新日本文学会の事務局として文学運動に携わる。
その後、愛媛にて、日本とアジアの関係に関わる問題を中心に、さまざまな運動に参加。
現在、「えひめ教科書裁判を支える会」スタッフ。


「戦争賛美の『つくる会』教科書採択NO!大集会実行委員会」 主催者のうちの一人
「えひめ教科書裁判を支える会」
「新しい教科書と教育を考える市民ネットワーク・えひめ」


『検証 坂之上の雲 (その、あまりにも独善的・自国中心的なるもの)』(高井弘之 著)、がそれである。

 なお、冊子は一部、500円で、詳しい事の問い合わせ先は、
  
  電話 0898 (23) 5808 (高井弘之氏) である。