もうすぐ50歳・・・。

平凡だけど・・・あしあとのこしたい。

義父・・・(混乱・・?)

2007-08-31 21:46:23 | Weblog
夕方職場に向かえに来た息子と、義父の所に行った。
一昨日帰省した息子は、昨日・今日・二日間義父に付いて居てくれた。

「爺ちゃん、調子はどうだい?」ニッコリ笑顔を見せてくれた義父。
ベットを起して、身体を起しているが、身体が傾き腰に負担が掛かっている様な感じだ。
「爺ちゃん、腰辛くないかい?」・・腰を上げようとするが、動かない。
息子と二人、看護師さんが遣っていたのを思い出して、身体の下に敷いたバスタオルの上下端を向かい合って持上げ、身体を移動した。上手く行った。
「爺ちゃん、どうだい?」・・ニッコリ笑顔・・OKの合図かなぁ?
入院してからの義父は言葉数が一段と少ない。

「今日は会議だ。あいつらに上手く遣れちまっう・・・」何・・?何の事・・?
「組合事務所には何時だ・・・」・・組合・・?
「とにかく、金だ金は上手く遣られっちまうから・・」
「いかなくっちゃぁ・・・」確かに話してる。組合・・労働組合の事だ。

ベットから、乗り出す様に身体を動かすが、点滴のチューブが邪魔になる様だ。
チューブを指に絡め、引っ張ろうとする。
「爺ちゃん、チューブ外れちゃうから引っ張ったら駄目だよ・・」

息子の話では、一日中、チューブが気になり引っ張っていた様だ。
点滴の針が動いてしまい漏れ腕が腫れ上がり、針を刺し直した様だ。
それでも、チューブが気になって仕方のない義父。
仕舞いには、グローブをはめられてしまった様だ。

私の事は解っていない様だ。
息子の事も・・・解っていない様だ。
息子に・・・「お前は一生懸命遣ってるな。ここの人達も一生懸命遣っている様だな・・・」まるで、自分の部下に言っている様に話していたと話す息子。

混乱しているのだろう。と話していた、義母・夫・義姉・・・・。
今日の義父もそうなのだろうか・・?

今日、単身赴任の義兄が帰って来る。
面会した義兄はどう感じただろう・・・?

明日、腹部CT検査の予定・・。


義父・・(特効薬)

2007-08-29 23:19:30 | Weblog
今日、義父の病室移動の為、午前中仕事を休んで来て欲しいと言う、義母からの電話・・・。

義父の病室へ行くと・・眠っている義父。「おはよう!爺ちゃん調子はどうだい?」・・・眼を開けるが、直ぐに閉じてしまう。
「今日は、病室移動するんだって!」義母・・・反応なし。
昨日よりも、顔色は良い様なのだが・・・?反応が・・?

病室を移動する・・。
同室の患者さんは、右半身麻痺・会話が困難の様だ!
「宜しくお願いします。」の挨拶に・・コックリ笑顔で答えてくれた。
この間にも、無表情の義父。

検温・血圧・36度7分・136・68・どちらも・・・良かった!

回診・・・。
夕べ遅くに浣腸をしました、便が少し出ましたが、まだ、まだ、腸に溜まった状態です。胆石の方は触診しても痛みが無い様なので、心配無いでしょう。胆石からの発熱だとは、考え難い。引き続き腸の状態を診て行きます。腸からの発熱と考えています・・・。
お茶、刺激の無い水分でしたら・・良いでしょう。

絶食状態だった義父。
スポーツドリンクを吸飲みでと・・・義母。
しかし、コップの方がと思い、コップに入れて義父に渡し・・「乾杯~い!」
私の缶コーヒー、義母のお茶と、交わした。
笑顔の母は、涙になってしまう。
スポーツドリンクを飲む義父・・・無表情・・・。

午後から仕事をしながら、義父の無表情・・。
そして、「認知症も加わって来ているのかな・・?」呟く様に言っていた医師の言葉が気になっていた。

仕事を終え、病院へ行ってみた。
「爺ちゃん、具合はどうだい・・?」無表情。
いろいろ話し掛けるが・・・反応無し。

暫くして・・ひ孫登場・・。
ひ孫の姿を確認した義父・・・満面の笑顔・・・良かった!
義父の笑顔の特効薬になってくれた、ひ孫・・「ヒロム・・ありがとう!」
家族のありがたさ、感じた。そして、この家族に感謝した。

この家族の笑顔の力になりたい・・・・。

儀父・・・(入院)

2007-08-28 22:23:57 | Weblog
義父が入院した。夕べ熱が39度になり、夜間診療を行っている病院で診察を受けたが・・そのまま入院になってしまった。

夕方仕事を終え、夫と病院へ向かった。
義父は頭・首筋・脇の下をアイスノンで冷やし、眠っている。オデコに手を当てて見る・・・熱い。
「爺ちゃん、大丈夫?」・・・眼を開けるが、直ぐに閉じてしまう。
朦朧としている様だ。

掛かり付けで、血液検査をし、栄養失調だと診断された父。
その為なのだろうか・・・?
肝臓からの熱なのだろうか・・・?
胆石も在るらしいが・・・・・・?
検査の結果は・・・・・?

暫くして、長女が来た。
「爺ちゃん、大丈夫・・?○○だよ!」眼を開け、笑顔を見せる。
「大丈夫みたいだね。もう直ぐ熱下がるからね、大丈夫だよ、心配しないでゆっくり休んでね」・・ニッコリ笑顔で頷く義父。

義父は、ミルクを遣り、おむつを替え、お昼ねをさせ、育ててくれた、長女の育ての親だ。
二人には、通じる物が有るらしい。

私は労働組合で、義父と共に戦って来た同士だ。

義父の病室は6人部屋、他の患者さんも、御爺ちゃんだ。
うわ言の様にしゃべり続けている御爺ちゃん、管をいっぱいつけられている御爺ちゃん、凄く痩せている御爺ちゃん、時々呻き声を挙げる御爺ちゃん・・。

私は、老いの現実を目の当たりにして、まだ、まだ、甘い自分を見せ付けられた・・。

私の仕事は、義兄夫婦の力になる事、義母の話し相手になる事だ。
そして、夫の支えに・・・。

長女・・・(帰る・・・)

2007-08-27 23:38:21 | Weblog
夕方携帯が鳴る・・。「今日、私帰ってもいい・・」長女からの電話。
「いいけど、あいつ居ないの?」・・「知らない。」

また、やったな!
堪え性の無い我が娘。カチン!と来たら、直ぐに・・・。
自分の気持ちを抑える事無く、言いたい事は言う、納得行かない事は譲らない。
我が娘ながら・・・はぁ~~~~~。

ついこないだ・・「あーちゃん、今御飯たべたよ!何も作れ無いけど、頑張るんだ!」のメール。
「そうだない!自分の作った料理を食べてくれる人がいる幸せ・・ありがたい事ですね!頑張りやぁ~!」

「うん!自分で遣って見て、初めて、あーちゃんがどんなに大変だったか、どういう想いで毎日御飯作っていたかしみじみ感じたよ!○○は「無理しなくっていいよ」って言ってくれるから自分のペースで頑張るつもり・・でも「美味しい」」つて言ってくれる人が居るのは、嬉しい事です。
今までちゃんと感謝出来なくてゴメンね。あーちゃんの料理は世界一です!

このメールに・・・安心していたのに・・?
実家が近いのも考えものかも・・?

夕飯を食べ、お風呂に入り、念入りにお肌のお手入れをした娘・・。
何時の間にか、姿が見えないと思ったら・・アパートに帰った様だ。

何だったんだ・・?
先が・・・心配だ!

夫は「帰って来ない、帰って来ない・・・」と・、ずーと言っていっているが。
「帰って来ない方がいいの!」私・・「なんでぇ~?」・・・。夫

「鍵は開けとけ!」夫・・・何だかなぁ~~~~~。

義父・・・(母も・・)

2007-08-25 22:18:53 | Weblog
最近儀父は夕方になると熱っぽくなる様だ。一昨日父の診察の為にパートを休みにした私は、二人を実家に送り届けから、義父の所に行ってみた。

指定席の座椅子に座っている義父・・「爺ちゃん、調子はどうだい!」
返事が返って来ない。私の方に笑顔を向けるが・・・?様子がおかしい・・?
「爺ちゃん、耳・・・どうして、補聴器外しちゃったの?」大きい声で言うと。
「うるさいから!」・・「外したら、話し出来ないでしょう」
「話しする事なんか何にも無い・・・」笑顔で答えるが、何か?怒っている様だ。
「爺ちゃん、最近頑固で困っちまう!薬も飲まないし・・・」義母。

血液検査の結果は、栄養失調らしい。
その為に肝機能の数値が高い。
義父は決まった物しか食べようとしない。
義母は3・4・ヶ月の間ほとんど同じ物を義父に出していた様だ。

義父は何かと言うと義母に当たり、怒鳴り散らす。

その事を一昨日母に話した・・「自分に怒っているんだわい、どうしょうも無い自分の身体・頭・・・私も、頭が上手く働かない時、どうしょうもなくって、つい爺ちゃんに当たってしまう・・。婆ちゃんを怒ってるんじゃぁ無いと思うよ。」と話していた、母。
義父も辛いのだろう。

「栄養は、別に特別高級な物を食べなくたって良いんだぞい、刺身は赤身でも良いし、特別刺身でなくっても、人間は雑っぱを食べた方が良い・・一番栄養が有るんだから・・。」と話す母。
そうなんだぁ~。

何時も、お互い、同じ年齢の夫婦の事が気になるらしく。
義母も母も父も様子を聞いてくる。

「老い」・・この頃の私達夫婦の会話のテーマになっている。


母・・・(化粧)

2007-08-23 20:44:44 | Weblog
今日は父の診察予約日、9時30分。
8時30分実家に到着する。

「おはよう~!」・・「おはよう~!悪いねぇ・・」母。
後ろ向きの母・・鏡をのぞいている様だ。
「早くから、大変だったなぁ~!」・・母。
あれ?母の顔が何時と違う・・・?なんか何時もより明るい感じ・・?
「婆ちゃん!お化粧したの!」・・「さっき見つけてからしてみたんだぁ~。」
「あらららららぁ~どごの人だべぇ~・・?わがんねぇがったわぁ~」・・父

仕事を辞めてから、母の化粧した顔は見ていない。
頬紅・口紅・・母の顔は勤めていた頃の様に生き生きとして見える。
父は、母の姿を冗談まじりに褒め捲る・・。母は怒って見せるが・・笑顔だ!

診察結果も数値が二桁になった。後二週間、一日おきの注射治療をして、数値が落ち着いている様なら、週2回の注射治療に・・・・。
しかし、肝硬変には変わりなく、油断をしてはいけない。
「お酒は飲みますか?」・・・「んんんんんん~んちっとばっかり、時々ない。」
「酒は出来れば飲まない方が良いんですよ、飲まない人の方が飲む人より、肝癌に移行するのが遅い様ですから・・。」

病院の帰りに本屋さんへ寄った。父の趣味は水墨画、画題探し・・。
気に入った本が見つからなかった様だ。
「ママ~ママ~ママ~」何処からか小さい子供の声が聞こえる。
「まま・まま・って腹減ったんだべぇ~!朝飯もくんにで、引っ張りまわしてんでねぇのが~」・・三人で大笑い。===まま(御飯)ママ(お母さん)===
「おめさんは、バカなごどばっかり言って・・。」母。
私達三人も腹へって・・父の好物の、タン麺を食べて帰った。

今日は楽しかった。
今日の母は、小さかった頃の母親の話をしていた。とっても楽しそうだった。
母の子供の頃の苦労・祖母の苦労・今は楽しい思い出話になっていた。

実家に戻ると・・。「ほら!」・・父の手には、缶ビール三本。「ご馳走様」
父は秘かに冷やしおいたビールを私にくれた。
父は長生きを・・・願い、決心したのだろう。



母・・・(良かった)

2007-08-22 23:18:03 | Weblog
明日は父診察日・・。注射治療の効果を検査・・。
明日は私も付き添う予定だが、肝心の予約時間を忘れてしまった。

夕方実家へ電話をした。
「もしもし・・・○○ですけど・・」母の声。
「爺ちゃんは・・・?」・・「田周りに行ったんだと、思うんだけど・・いない」
「明日爺ちゃんの診察予約日なんだけど・・何時予約だったのかな・・?」
「あ~そうだったのがい!んじゃぁ~帰って来たら・・電話するように言うばい」
「んじゃぁ~・・爺ちゃんに、言ってね!」

受話器を置いて、きっと覚えて無いだろうなぁ~?後でもう一度電話して見ようと・・・決め付けたが・・・・。

諦めが・・期待に変わった。爺ちゃん・・電話して来たら・・母は、伝えた事になる・・。
夫に・・・母の記憶に賭け・・・宣言をした。
私は、父からの電話を待つ!

10分位経ったか・・電話が鳴る。「お父ちゃん、婆ちゃん・・覚えていたよ!」
「もしもし・・・」・・「迎えに・・きてぇ~~~。」次女からだ。残念!

諦めた頃・・電話が鳴る。誰だろう・・・?
「もしもし・・・」「あ!俺だ!」・・父だ!・・やったあ!
母は、私からの電話を、父に伝えられたのだ。覚えていた!
今日の母は冴えていた様だ。父も母から伝言が、嬉しかった様だ。

明日の予約は、9時30分・・・。
父の数値も・・・下がっている事を願う。




母・・・(願う事)

2007-08-20 22:47:48 | Weblog
母の気持ち、今母はどんな気持ちで毎日を過ごしているのだろ?
今日は一日そんな事を考えながら仕事をしていた。
母は、家族の事を何時も気にしている。
家族の笑顔が一番気になる様だ。
自分が病気になってしまい、家族に迷惑を掛けているのでは無いか・・・?

兄家族も年頃の子供を三人持ち、仕事の事も、勿論の事。
悩み多きお年代だ。

暗い兄夫婦を見て、自分を責める母・・。
「殺して欲しい・・」と父に言う母・・・。
困り果てる、父・・。

それぞれに、何かを抱えながら生活している。
笑顔で・・言うのは簡単だ。

私の知らない実家の様子。

この家族に私に出来る事は有るのだろうか・・・・?



父・・・(訪問)

2007-08-19 22:23:27 | Weblog
今朝早くにチャンムが鳴る。休みなのにこんなに早く誰だろう・・・?
「どちら様ですか・・?」・・「俺だ!」・・父だ!
瞬時に私の心臓は早鐘を鳴らす。・・何か?母に?・・実家で・・何が・・?

「どうしたの・・?」・・「金!金持って来た・・飯食わんにでいっとしゃ~ねがら。」

父は薬代を立替たお金(24,360円)を持って来たのだ。
月始めに保険証を提出出来なかった為(書き替えの為)高額となってしまったなだが。
高額な立替を申し訳無く思っていたのだろう・・・。

「何時でも良かったのに。」・・「あ~!つかっちまうど、しょうがねぇがんなぁ」・・「婆ちゃんはどうしてんの?」・・「新聞配達終わってがら、犬の散歩に行ったがら、いねぇはりに来たんだ!いぐって言うと、まだおごっから。」

最近母は機嫌が悪いらしい。
一日おきに注射治療に行く父を恨めしく思っている様だ。
保険証が提出、出来無い為に支払う金額も高額。口説く父に・・・
「そんなにお金掛かんだごっちや、私の薬はもういんねぇわい、私はもう死んだってかまねがら・・・。」

膝の痛みが酷く眠れない夜が有った事。
膝に水が溜まり、抜いた事。
大好きな甲子園の話し。
千葉の新盆の時の母の様子。

今日の父は何時もの父よりおしゃべりだった。
話し終えると・・「はで!いぐが。婆さん捜してっとしょうがねぇがら・・。」

「爺ちゃん、大丈夫?」・・「大丈夫だって、大丈夫でねぇって、しょうがねぇわやれ!」・・笑って見せる父。
「なんかあったら、電話何時でもして。」・・「わがった!んだげど、おめぇ心配すっこどねぇぞ・・大丈夫だがら・・」

笑顔でバイクに跨る父。「んじゃない!・・」・・「んじゃぁなぁ!・・」

今日の父に頑張ってとは言えなかった。
でも、大丈夫だよ、とも言って遣れなかった。


長女・・・(冷蔵庫・・?)

2007-08-17 22:33:31 | Weblog
今日は久振りの雨・・・。よりにもよって、娘婿の引越しの日だった。
我が家から車で5分の所・・婿の職場に歩いて5分、いや、走ってかも・・?
の所に新居を借りた。
夕べ従姉のお店の手伝いから戻り、婿の住むアパートに向かった娘。

朝目覚めると・・雨・・。「えぇぇぇ!なんでぇ!」・・。
娘の携帯に電話をするが、出ない。職場から電話をしても出ない。

婿の友達の軽トラックを借りて、その持ち主の方と婿の職場の友達が手伝いに来てくれる事になっていたので、人手は足りている様だが・・この雨!

夕方仕事明けの夫と様子を見に行って見た・・。
雨で荷物が車から降ろせ無いでいる様だ。
夫はブルーシートを予め用意して行ったので、持って行ったブルーシートを屋根にして、ベランダから荷物を入れた。

荷物は部屋に入ったが、どの箱に何が入っているのかが・・・???
取り合えず、台所の物を片付ける事にする。
そうして居る内に、冷蔵庫が届く(電気屋さん)・・「凄~~~~い!」大きい!

私達が結婚した時の冷蔵庫は、粗大ごみに出された冷蔵庫を夜中に運んで来た物だった。それに、夫の友達がペンキで色を塗り替えてくれた。嬉しかった。
その冷蔵庫は私達夫婦の出発点だ・・。忘れられない思い出だ。

時代わ替わり、娘は幸せだなぁ・・。いや!私達も十分負けて無い。幸せだった。
いや!今も替わらず幸せだ!
娘夫婦も、自分達なりの幸せ、此処で作り上げて欲しいと願うばかりだ・・。

それにしても、あの部屋の落ち着きは・・・・何時なんだろう・・?
夫は「片付けは手伝うなぁ!後は二人の仕事だ!」と言っている・・が。