もうすぐ50歳・・・。

平凡だけど・・・あしあとのこしたい。

新年・・・(私だ!)

2009-01-12 17:00:41 | Weblog
新年、年明けて早いものだ、今日は、成人式(1月12日)だ。

去年7月19日、父が旅立ち、今年は喪中。
我が家の神棚には、年神様、〆飾りは飾られなかった。

昨日(1月11日)家族の会、福島支部合同新年会が開催された。
忘年会は、都合が悪く欠席となってしまったが
今回の新年会は、出席する事が出来た。

9時集合。
3台の車に乗り合わせ、福島市保健福祉センターへと向かった。

私は、地元○○市家族の会、相談役の矢吹さんと一緒の車に乗った。
道中、矢吹さんは、御自身の近況を話された。
御主人の鬱の話、御自身の癌の話。
そして、互いが互いの為に体調を崩し、互いが互いを支え、漸く新年を迎え
現実と仲良く付き合い、前向きに過ごせるまでになって来たと言うお話だった。

父が入院中、母の暴言、自虐行為、に戸惑い困惑した私に・・・。
「お母さんは、病気の夫に何かして遣りたいんですよ
夫婦だもの、夫の身の回りのお世話がしたい、して遣りたいと言う気持ちは当然です。食事のお世話を遣らせたら如何ですか?
そして、一緒に分け合って食べたらどうでしょう?
上手く出来ないかも知れないけど、その時は、さり気無く手を貸す事です。
完璧でなくていいんです。
遣ってやりたい・・・・。この気持ちが満たされたら、きっと笑顔になりますよ・・・。難しく考えないで・・・・・」

矢吹さんのアドバイスは、見事に的を得た。
母は笑顔を見せてくれた。父も笑顔だった。
その数日ご、父は旅立った。

10時過ぎ、福島支部家族の会会長さんの挨拶で、合同新年会が始った。

11時、数人の来賓の方々の挨拶が終わり。出席者の自己紹介が始った。
介護中、介護OB、その他の方、出席者35名
35名中に、認知症本人(お婆ちゃん)がいた。

自己紹介が始り数人目に・・・・。
「私は、天使でありません。
介護パンフレットを頂き、何度も読み返しがましたが、私には出来ません。
こんな立派な介護は出来ません。
みなさんの様に、優しく寄り添い、笑顔で接するなんて・・・・・・。
邪悪な自分には、無理です。
実の母親が、認知症でそれもかなり進んでいると言われ
なんで?どうして?母が?そして私が?
母を支えなければ、と言うより、どうして?どうなるの?なんで私が?
と言う想いで・・・・。
このパンフレットを読む度に、無理!自分には無理!と言う想いに、押し潰されそうになります・・・・・・」

泣いていた。女性は怯えていた。震えていた。
そして、その姿は、自分と重なった。

主席者全員が、自分と重ね合わせていた。