もうすぐ50歳・・・。

平凡だけど・・・あしあとのこしたい。

私・・・(夕暮れ)

2008-09-24 23:50:06 | Weblog
母が、新しい職場(ディサービス)に替わって、2週目。

日増しに、日の暮れが早まってきたこの頃。
仕事を終え5時過ぎ、兄(次男)の所に迎えに行くと、何時も外を眺めながら待っている母。
「ただいま!」の挨拶に「ご苦労様!」と笑顔を見せてくれる。
その、穏やかな笑顔に・・・・。
今日も、楽しく過ごせてたんだと、私の気持ちも穏やかになれていた。

今日、伸びた髪を、義姉に切って貰った。
その間に、すっかり日が暮れてしまい、母の行動が不穏に・・・・。
一時間位で終わり(6時過ぎ)
「婆ちゃん、帰ろう!」(私)
「そうだね!お世話になりました!」何時もの様に丁寧に挨拶をし、床屋を後にした。

我が家の洗濯物を、何時もの様に丁寧に畳み、夕飯に・・・。
母は、何時もより言葉数少なく、何時もより元気が無い。
というより、自分の世界に入ってしまっている様な????
「私の事心配してるんじゃぁ~ないかな?あの人達」(母)
「大丈夫だよ!今日は家で、御飯食べて帰るからって言ってあるから」(私)
「そうかい!????」(母)
何時も、毎度の様にこの会話を繰り返しているが・・・・。
今日の母は、何時もと違って見えた。

夕飯を済ませ、実家へ向かった(8時)
母は、何も話さなかった。
私も、不安に・・・。
こんな時、父の冗談があったら、私も母も笑顔になれたのに・・・・。
そんな事を想っていると、尚更不安になってしまう私。

実家へ到着し
「ただいま!」
「お帰り!」兄・義姉・姪の声。
三人は、夕飯の最中だった。
今日は、兄も義姉も姪も帰りが早かった様だ。
何時もは、義姉が一人、夕飯の支度を仕掛けていたのだが・・・。
母は、三人の姿を見て、何処か寂しそうだった。
口数も少なく、定置に座った母。

「婆ちゃん!それじゃぁ~!またね!」思いっ切り、明るく手を振ったが
母の笑顔は、無かった。

帰り道、母の寂しそうな顔が浮かんでいた。

母の日常は、これでいいのだろうか?
でも、私達にも、兄家族にも生活がある。仕方ない!

私が問題だ!
父の存在を断ち切れず、落ち込んでしまう。
父はもう居ない・・・・この現実を叩き込まなければ・・・・。
私の不安は、母の不安に・・・・。

昨日、実家の墓参りをした。
父の墓参りでは無かった、実家の墓だった。
父は何処に居るのだろう?
姿は見えない、でも、お墓には・・・・・。

母ではない、私なのだ。
私が、父を追っている。父を求めている。
どうしたら、父をお墓に・・・・。

夕暮れに、怯えていてるのは、私だ。

母・・・(新しい職場)

2008-09-17 22:23:55 | Weblog
「私今度、仕事に行く事になったの!」(母)
楽しそうに話す母の姿を眺めなら、安心の笑顔を見せていた父。
その二日後、父は、旅立った。

週二日(水・木)のデイサービスが、お盆休み後、週三日(月・水・木)になり、
母を始め、私達兄弟家族も漸く順調に過ごしていたが・・・・。

母の通う施設に勤めていた、義姉(長男)に、転勤の辞令が・・・。

何時も、義姉と一緒に出勤し、義姉と一緒に帰っていた母だったのだが、
義姉の転勤の為、今日から、新しい職場(施設)に替わった。

今日から、週五日(月・水・木・金・土)。
朝、長男に送られ、次男(床屋)の家へ、それから、送迎を待ち、施設へ。
夕方、床屋へ送迎して貰う。

義姉と離れて、大丈夫だろうか?
送迎バスは、大丈夫だろうか?
新しい施設を受け入れてくれるだろうか?

家族の心配をよそに、今日の母も「笑顔」だった。

夕方、仕事を終え、床屋へ迎えに行くと・・・。
「ただいま!」(私)
「お帰り!ご苦労様!」(母)何時もの母だった。

我が家の洗濯物を丁寧に畳み、じゃがいもの皮を剥き、食器を洗い・・・。
夕飯を食べ、実家へ戻った。

みんな、安心の「笑顔」だった。

私・・・(嬉しかった!)

2008-09-14 13:18:27 | Weblog
9月12日。大腸内視鏡検査だった。

小心者の私は、入院中勧められた大腸検査を断り、退院した。
退院後の診察で
「大腸を診て見ないことには、無罪放免という訳には行かないでしょう、他の病巣が無いとも限りませんし、今後不安を抱えながら生活するより、検査をして、不安の無い生活をお勧めします。無理に!とは・・・・・・。
あくまでも、本人の意志です・・・・・」(医師)

これまた、小心者の私。
「では、受けたいと思います」(私)

検査前日の夜。
「お粥、若しくは、素うどんにしてください!」(看護師)
私は、次女に付き合って貰い、素うどんを食べた。

夜9時、下剤を水に入れて呑んだ。
眠れるのだろうか?お腹が酷く痛んだら?具合が悪くなったら?
床に着けずに・・・・・。

「ねぇ~!志保!今晩一緒に寝てくれない!」(私)
「いいよ!」(次女)あっさりと受け入れてくれた。「感謝!」

不安だったが、予想に反して何事も無く、朝を迎えた。

9月12日。検査当日の朝。
「あれ!便が出ない!下剤効かなかったのかな?もしかして、私の腸動いて無いの?検査出来るのだろうか?」またまた、小心者が顔を出す。

下痢便では無く、普通の便をトイレに落とし、不安を抱えながら・・・・。
8時、病院へ向かった。

受付を済ませ、8時40分看護師さんの案内で、検査準備室へ向かった。

部屋には、私の他、2人の女性とお爺ちゃん(77歳、父と同じ)が・・・。
4人は、2リットルの洗浄水とコップを預けられ
その後、不安と不味い水との闘がはじまった。

部屋の空気は、暗く重く沈んでいた。
「このままでは、いけない!」小心者の私は・・・・。
「みなさん、何処かお悪いんですか?」(私)腸に決っているのに・・・(凹)

4人は、それぞれ、検査に至った経過を話だした。
ポリープ摘出経験者の女性、血便で再検査の女性
毎年検査してるという、お爺ちゃん。

少し時間を置いて、一組の夫婦(60代)が部屋へ入って来た。
御主人の検査に奥さんが着いて来たらしい。

「この水、ビールだったら、私みなさんの分も、引き受けちゃうんですがねぇ~!
これでは・・・・・」(私)
「ビール好きなんですか?」
「はい!大好きです。夕べも呑みました!」(私)
「え!ぇぇぇ~!ホントに!?」
「素うどんと、ビール、頂きました。」(私)

こんな調子で、冗談を言いながら、洗浄水を呑み、トイレに足を運び
5人は、検査待合室へと案内された。

一時間後、検査開始。
数分後「無罪放免」の太鼓判を押され、検査室を出た。

待合室には、御主人に付き添って来た、奥さんが不安そうに待っていた。
「お先失礼します!」(私)

「貴方、新潟に住んでいる、私の娘にそっくりでビックリしました。
部屋に入った瞬間、夫も、そう思った見たいで・・・・。
話し方も、仕草も、娘も面白くって、お酒が大好きで・・・。ホントそっくり!
お蔭で、今日は娘と一緒に来れた見たいで・・・。
心強ね!って、夫と話していたんです。ありがとうございました!」

「そうでしたか!力になれて、良かったです!」(私)

御主人は、胃癌の手術をする為に、全の検査を受けていると言う事だった。
大腸検査が最後で、検査後、説明されると言う事で、奥さんは不安顔だった。

「大丈夫ですよ!成功を祈ってます!」それしか、言えなかった。

「貴方も、お大事に!」

待合室を後にした私。
こんな、情け無い自分でも、他人の「力」になれた。
素直に嬉しかった。こちらこそ「ありがとうございました!」



私・・・(笑顔)

2008-09-14 01:09:51 | Weblog
今日久々に、出掛けた。
「うつよさ」・・・福島県最大のよさこい「舞」の祭典だ。
私は、去年・今年と二年続けて不参加となってしまった。

次女は(高三)今年の祭典が、最後の舞台だ。
今年の会場は、会津河東・会津村。
長女を誘い一緒に会場へ向かった。
珍道中(二人共方向音痴)だったが、無事会場到着。

私達、母娘は、次女の追っ掛けになり、会場を巡った。

次女のチーム(開成舞彩)の踊りは、バージョンアップしていた。
夏休みも返上し、新しい振り付けに奮闘した結果が「舞」に現われていた。

次女は、最前列で、チームを盛り上げ・・・・。
なんと言っても「笑顔」が、とても可愛く、ステキに輝いていた。
家では、見られない「笑顔」だったが・・・・・。
次女の最後の「舞」に賭ける意気込みが伝わって来た。

「よ!舞彩!」(私)
大勢の観客を前に、最前列の次女の笑顔は、少し恥かしそうだったが、お構いなしの追っ掛け母。
後に反省するものの、また、掛け声が出てしまう、追っ掛けの母。

演舞後・・・・。
「貴方家でも、あの笑顔見せたら・・・・」(私)
「それって、有り得ないでしょう・・・・」(次女)

でも、良かった!
家では何時も仏頂面の次女だが、今日は、最高の「笑顔」が見れた。
やっぱ、よさこい(踊り)って、最高だよ!
一緒に、この興奮、緊張、楽しさを味わいたかったなぁ~!

明日の「演舞」頑張れ!
あーちゃん審査員は「最優秀賞」だったよ!

我が「安達太良よさこい」の新しい舞もカッコイイ踊りだった。
また、踊りたいけど、練習参加は今の所無理だ。
でも、何時かまた、この興奮を味わいたいたい!
落ち着いたら、また踊ろう!
でも、体力的に無理かも?

長女のお蔭で、今日は、久々に「笑顔」になれた私。
二人の娘に「感謝!感謝!」の日だった。

「ありがとう!」


私・・・(ありがとうございました!)

2008-09-11 21:50:08 | Weblog
9月11日。
久々の更新(投稿)です。
父の旅立ちから、私の入院と、皆さんに沢山のお力を頂きっぱなしになってしまったこと、申し訳ありませんでした。
心から感謝しております。「ありがとうございました。」

父が旅立ち、母の今後を思案していましたが・・・・・。
母は、思いの外、落ち着いていまして・・・・穏やかに過ごしています。
認知症のお蔭なのでしょうか?

私の大腸は・・・。
「大腸検査しないと、無罪放免という訳けにはなりません!」(医師)
お断りしていたのですが(小心者)・・・。
「無罪放免!」この烙印が欲しいので、泣く泣く受ける事にしました。

決戦の日は、明日。
9時に下剤を呑みました。
今晩、眠れるのだろうか?????不安で、眠れません。
でも「無罪放免」の褒美の為に、頑張ります。

母の話に戻りますが。
母は、来週から、週5回ディサービスに通う事になりました。
ディサービス後、我が家で夕食を食べ後、実家へ・・・・。

父の存在は、私にとって偉大な存在でしたが
父の意志を受け継ぎ「笑顔」を絶やさず、歩いて行こうと思っています。

まだ、まだ、未熟で甘ったれの私ですが「宜しくお願いします!」

でも、また愚痴っていいですか?