象珍堂のCG memo 写真メモ

日々のこと、CGに関することのメモ帳代わりに
カメラ 写真撮影

空撮写真から3Dプリンタへ

2015年11月24日 | ZBrush
PhotScanから読み込んだobjから3Dプリンタデータを作ってみます。
あくまで、この作業方法は備忘録として書いており自己流なので、もっと効率良くできる方法があるかもしれません。
その時はコメントお願いします。

まず、ポリゴンが730万ポリゴンありますのでZBrushに読み込んで作業できるようポリゴンをリダクションします。

SubToolで複製を作りオリジナルを残しておきます。 Decimation Masterで10%までリダクション

こういった3DスキャンしたデータはだいたいゴミがでますのでSplit to partsでゴミを洗い出し削除します。
穴もたぶんあちこちに空いていますのでZRemesherでターゲットポリゴン15000ポリぐらいにしてZRemesherボタンを押します。
本来はリトポとして使うのでしょうが、この時、元ポリゴンよりかなり少ないので形状を端折って(ちっちゃい穴は無視)くれ、ポリゴンの流れもきれいにしてくれます。
こうして、できたオブジェクトをobjで3dsMaxにExport。GoZでも良いのですが、たまにおかしくなる時があります。

3dsMaxに持ってきたのは、このままでは厚みのない片面ポリゴンなので、厚みをつけるためです。
たぶん、ZBrushでも出来ると思いますが、使い慣れた3dsMaxでやります。
サブオブジェクトの縁取りで外回りのエッジを選択してシフトキーを押しながら厚みの分をドラッグ

底の頂点をz軸に揃え、縁取りでキャプボタンを押し底の穴を塞ぎます。

これをZBrushに戻し、またZRemesherをかけます。
当然UVが無いので、ポリグループに分けUVをUVマスターで作成

ディテールを取り戻すためサブデバイドで100万ポリゴンぐらいまで分割してSubToolに残していたオリジナルを表示してProjectAllボタンを押し形状とポリペイント復活。UVがあるのでテクスチャーマップのNew Form Polypaintでテクスチャー作成。

Decimation Master で100万ポリゴンを56000ポリゴンまで減らし

objで3dsMaxに読み込みSTLチェックでエラー無し

こんな感じで作成してますが、まだ試行錯誤中ですので、またやり方が変わるかもしれません。
また、他に良い方法があれば、アドバイスお願いします。