山形厚史のブログ

セイカツは夢とシゴト

手伝い

2018年08月26日 20時25分02秒 | 日記
主婦のYさんはアイロンがけで手に豆ができたそうだ。

手に豆と聞くと、アニメの仕事が忙しかった頃を思いだす。


握った鉛筆が直に豆にあたると痛いから、セロハンテープを豆のできたところに貼り付けて仕事をしていたっけ。

鉛筆が握れなくなるような怪我や病気じゃなければ、相撲取りがテーピングして土俵に上がり続けるようにアニメ―ターの仕事もつづく。

主婦は休日がない。

フォローできることもあるけれど、信頼がないと任せてくれない。

こっちは足を引っ張らないようにするだけ。

知ったかぶりや余計な口出しは禁物。

いままでなんと多くの口出しをしてきたことか。

知ったかぶりをするぐらいなら、台所に入らない方がいい。

そういう謙虚な姿勢でなければ、手伝いはできない。 

思えばアニメの仕事をしていた時も、手伝いが多かった。


自分の守備範囲を作っていく面白さがあったわけだ。

ひとつひとつの仕事がそれをものにするチャンスだった。


今はどうだろう。


指に豆ができないのは、道具の進化だろうか。



今日も来ていただいて、ありがとうございます。