ラジオから聴こえてくるDJさんの声。
やさしく語りかけてくれる。
辛く感じたときは、元気を与えてくれた。
さみしさを感じたときは、独りではないんだと教えてくれた。
大いに笑わせてくれたDJさんもいた。
リスナーさんから届くハガキ。
DJさんが心を込めて読む。
その内容は共感することが多かった。
それがラジオの魅力なんだということがわかった。
リスナーさんからのリクエストハガキ。
メッセージと共に曲目が書いてある。
それをDJさんが読んで曲がかかる。
ヒット曲もあればアルバム収録曲も。
そこからいろんなジャンルの曲も知った。
自分自身もリクエストハガキを書いてだしてみよう。
ペンネーム(当時はラジオネームという言葉はなかった)は、何にしよう。
DJさんへのメッセージ。
そしてリクエストハガキ。
ラジオ局にはきっと多くのハガキが届く。
少しでも目立つにはどうしたらいいのか。
派手な色を使ったこともある。
ふちを赤で塗ったこともあったかな。
深夜ラジオを聴きながら書いていたこともあれば、
授業中にこっそりと書いていたこともあった。
そしてポストに投函。
ほとんどがボツになった。
そんな中、初めて(たぶん)採用された曲を今でも覚えている。
FM愛知の番組でDJは柴田チコさん。
ラジオから流れてくる自分が書いたメッセージ。
なんだかとても照れ臭く感じてしまった。
そしてリクエスト曲がかかった。
泉谷しげるさんの『春夏秋冬』
この歌を聴くとラジオっ子になったころを思い出す。
僕のラジオの青春の1曲でもある。
春夏秋冬