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10歳になった蘭

2016-08-04 14:11:32 | たわごと

我が家に来て、10年になった蘭。 この蘭は、10年前病室に届いた蘭。

今考えれば笑えるね。 病気見舞いに根つき? (寝つき) あまり、縁起の良いものじゃない。

しかも、病院では生花は、花粉症の人やアレルギーの人も入院してるかもしれないので、

すぐに看護師さんの詰所に預かってもらって、ご主人様が引き取りひとあし先に家路に着いた。

頂いた当初は、綺麗に整列された花が鈴なりで、豪華な蘭だった。 私は、とても嬉しかったんだけど。

今は、少し変形してるし、花付きも ひと房に6輪くらいしか咲かなくなったけれど、

今でもお盆とお正月頃には花を咲かせて楽しませてくれる。

10年前、私の左大退部にぽっこりした腫れ物があって、大きさにしてピンポン玉くらいかな?

さほど痛みはなく、押したりすると微かに違和感と重だるな感じがあるような程度だった。

それは、1年やもっとその前から出来ていてなんかの、脂肪腫かな?と思っていた。

韓国で、韓国アカスリの女性に「ここ、いたくないの?腫れてるね」と言われた記憶。 「痛くないよ。」

その頃の私、仕事もバリバリ働き、ゴルフ三昧、海外旅行も国内旅行にも遊びに行き、自転車ですすきのに遊びに行ったりと活発だったな~。

活発の度も超えるほど、じゃじゃ馬。 ま、現在もその名残は否定できないけど(^_^;)

そして、仕事も落ち着き、お盆休みの慌しさも一段落したので、皮膚科に行ってみた。10年前の8月。

いや、脂肪腫を切るなら外科かな~? ま、最初は、違う科でも割と大きめの病院ならば○○科の方がいいですね。と紹介してくれるだろう!

皮膚科の女医、「結構、硬いですね。念のためCT・MR検査してみましょう。」

 数日後に予約検査。 「結果は、1週間後です。聞きに来てください。」とのことだった。

さらに、数日後、病院から仕事中に電話。 「検査結果が出ました。早めに病院に来てください。」

私、「でも、1週間後に予約してますけど・・・・」 看護師「できれば、今日でもすぐに・・・」

女医 「検査結果出ました。大退部の深いところに腫瘍らしきものがあります。

良くないものと思われます。

もっときちんとした専門の検査をしたほうがいいです。

ほかの病院を紹介します。 北大か医大か がんセンターどちらの病院がいいですか? 」

一瞬、はっ?時が止まった。 良くないもの?なにそれ? 悪性ってこと?

つまりは、ガンってこと・・・・・がんセンターに行くことにした。 専門科は、整形外科だった。

そこから、入院・手術・車椅子・リハビリ生活・・・・・場合によっては切断も? 

もう少し遅かったら大腿骨に浸潤してたかも? 動脈に絡んだガンだった。 軟部肉腫。

だから、今は1センチぐらいのゴムホースが私の血管となり患部の広汎切除・一部神経も切った。

12月まで入院生活。 障害が残ってしまった。 抗がん剤・放射線治療は、効果なしという細胞のガンだった。 

この10年、病院と縁が切れることもなく、生きてきた。 10年も生きれば、がん克服か?

と、思われるが、これまた10万人に1人の特殊ながん細胞。残念ながら、完治とは言えないみたい。

幸いにして、進行が遅いらしいので、この歳になると、寿命が早いか?切除できない部位に転移するか?

それまでは、いっぱい歩けないけど、早く歩けないけど、ゆっくりと休み休み歩こうと思う。

人生も、これ私の足と同じ。 跳べないけど、走れないけど、多くは望まないけど。

病気と共に、楽しく日々を過ごして行きたいね。 患った左足だけど、右は元気だから運転も出来るよ。

10年一昔というが、いつも、転んだ骨折した、転移した、血管が詰まった、

血圧がないと波乱に満ちたこの10年だから、語りきれないけど 10年の付き合い。

一生懸命働いた厚生年金を受給されるまで生きていたいものだ。 これからも、病気と付き合っていくさ。

 

 

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