極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

エレキの若大将 (1965) 93分

2015-03-31 18:37:28 | 日本映画(DVD・TV)
エレキの若大将 [東宝DVDシネマファンクラブ]
クリエーター情報なし
東宝



 田沼雄一はアメラグ部の次期キャプテンに任命され、自宅のすき焼き店「田能久」で就任祝いの宴会を開く。しかし宴会の帰りに青大将・石山新次郎は飲酒運転で交通事故を起こし、同乗していた田沼がその罪をかぶる。その事故の被害者が楽器店に勤める星山澄子だった。
若大将と青大将がお詫びの挨拶に澄子の勤めるリード楽器店を訪ねると、勝ち抜きエレキ合戦に出場するバンド「アイビーシスターズ」に会う。10週連続で勝ち抜くことができれば賞金10万円と聞いて、2人は賞金を澄子への賠償金に充てるべく出場を決意する。



WOWOW ★★★☆


 この「エレキの若大将」は私が唯一映画館で観た若大将なんですね。当時まだ5歳だったわけですが、この作品の併映が「怪獣大戦争」だったんです(笑)このブログの中で過去に何度か出演してもらってる当時隣に住んでいた「米田のおばちゃん」と十三東宝へ観に行ったのですが、当時おばちゃんちはパン屋さんを営んでいて十三東宝とわが町の大興劇場の看板を置いていて「ビラ下券」が手に入ったわけです。

 ビラ下券っていうのは、当時の映画のポスターの下部隅の三角部分に「無料招待券」がついていて、それを切って「無料招待券」として使えたのですが、もちろんんそれはポスターや看板を置いているところの権利なわけで。現在でも名残として映画館の無料招待券・優待券をビラ下券などという場合もありますが、ほとんど死語ですね(笑)

 当時私はまだ5歳なので、もちろんちゃんと覚えてはいません(笑)ただ、ゴジラ映画は1964年の「三大怪獣 地球最大の決戦」から1973年の「ゴジラ対メガロ」あたりまで映画館で観ているので、この「エレキの若大将」も観ているはずです。

 この「エレキの若大将」は若大将シリーズ6作目。現在WOWOWで全作品放送中ですが正直言えばこの映画までで十分ですし、この作品が一番面白いです。なんたってレギュラー陣以外の登場人物がスゴイんですね。

 ライバルバンドのリーダーにマッシュルームカットのジェリー藤尾、エレキ合戦の司会者に内田裕也、ガールズバンドのドラムに後に加山雄三夫人となる松本めぐみ、バンド仲間にまだ二十歳そこそこの黒沢年男、バンドのギタリストに寺内タケシ・・・

 当たり前の話ですが、みんな今よりも50歳も若いんです(爆)
そしてなによりも、この若大将シリーズでスゴイのは、父親役の有島一郎や祖母役の飯田蝶子以外のレギュラーがほとんど健在だってことかも。確かに田中邦衛はもうずいぶん表舞台から退いてはいますが。

 高度成長期の日本で若大将シリーズの第一作目が1961年に公開され、1971年まで17作品も続くんです。東京オリンピックの開催前から万国博覧会の終わりまでつづくこのシリーズは、日本の一番いい時代とともに歩んできたわけです。

 そしてこの「エレキの若大将」は「君といつまでも」「夜空の星」の2大ヒット曲がお披露目されている映画でもあります。

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