高校教師の原美鈴は、生徒を高みから観察することで秘かに自尊心を満たし、辛うじて平穏な日常を送っていた。ある日、親友の渕野美奈子から早藤雅巳との婚約を告げられ、美鈴の心は激しく波立つ。早藤を嫌悪しながらも、彼の呼び出しに応じてしまう美鈴。そんな時、担任クラスの男子生徒・新妻祐希から衝撃的な性の悩みを打ち明けられる美鈴だったが…。
映画館 ★★★
原作者が女性だってことを知って驚きました。内容が男目線で男の都合の良い「ネタ」コミックのような気がしたからです。友人の婚約者にレイプされ破瓜したヒロインは、その後も男に執拗に呼び出されては凌辱されます。「嫌よ嫌よも好きのうち」という男目線で都合のいい女です。どうして拒否することができないのか?ってことは・・・という本当に身勝手な男の性のはけ口となっているわけです。
ただ、男との関係を続けていくうちに、心の病に落ち、精神科にも通うほどの体の変調をきたしているのも事実で、たまらなく嫌なのに、呼び出されては抱かれてしまうこと自体も「支配」されているのか、友人に悪いと思いながらも、逆に男を「支配」しているとも言えます。男女の関係は当事者同士にしかわからないのも事実です。
ネタバレにはなりますが、男との本当の別れをするために、友人のルージュを借りて化粧をし、ラブホにて男と対峙した際に、自分の指で触ったその指はしとどに濡れていました・・・この点でR15かもしれません(爆)だって長々と指のアップのカットが続いてましたし。ヒロイン役が奈緒ということで、全く期待(?)はしていませんでしたが、友人役の三吉彩花も含め、数回ある性交シーンはブラつけたままでした(爆)TOPが見えていないのにR15指定っていうのは、伊東美咲主演の「海猫」もそうでしたが(笑)
最低男役の風間俊介はほんとに嫌なやつで、彼の演技力の確かさに感心しましたが、暴力シーンはきつかったです。凌辱シーンはOKだけど(爆)
あ・・・奈緒と生徒役猪狩クンとのラブロマンスについて触れてなかった。
ラストシーンで今後の二人が予感できてよかったです。
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