極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

そこのみにて光輝く (2013) 120分

2015-04-01 19:01:11 | 日本映画(DVD・TV)
そこのみにて光輝く 通常版DVD
クリエーター情報なし
TCエンタテインメント



 短い北の夏。ある出来事をきっかけに仕事を辞めてしまい、無為な毎日を過ごす男、佐藤達夫。ある日、パチンコ屋でひとりの青年、大城拓児と知り合う。彼は前科者でチンピラ風情ながら無垢で憎めない奴だった。そんな拓児は海辺に建つ粗末なバラックに家族と暮らしていた。そこで拓児の姉、千夏と運命的な出会いを果たす達夫。しかし千夏は家族を守るために自らの人生を諦め、絶望の中に生きていた。


WOWOW ★★★★


 池脇千鶴の生々しい肢体が最高でした(爆)
エロい書き方をすれば抱き心地が良さそうなんだよね(爆)
この映画のヒロインは本来こんな生々しさを感じさせないほうがより悲惨さが出ると思うんだけど(笑)

 綾野剛演じる主人公ももちろん思い過去を引きずって自堕落な生活をしているのもわかるんだけど、それ以上に悲惨な池脇千鶴の家族が、悲惨な中にもたくましさと姉弟愛に満たされている感じが良かったです。めちゃ美味しそうなチャーハンも含めて(笑)

 脳梗塞で倒れ、性欲の塊になっている父親の性処理を行うヒロイン・・・これもいわば介護なのだけど、その父親を手に掛けようとするシーンは確かに重くすさまじいシーンなのですが、それも父親を思ってこそ楽にさせようとしている姿も垣間見られ、介護問題も色々と考えさせられます。

 元男闘呼組の高橋和也のクズっぷりもなかなかいけてました。
でもまぁ一番良かったのは夏なのにどんよりと暗く寒そうな函館の町かもしれません。

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