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大富豪の娘リネット・リッジウェイは、親友のジャクリーンから彼女の婚約者サイモン・ドイルを横取りする形で結婚した。そんなリネットとサイモンは新婚旅行でエジプトを訪れ、エルキュール・ポアロや友人ら招待客を乗せた貸し切りの豪華客船でナイル川をめぐるクルーズへと繰り出す。ところが、その中にはリネットへの怒りが収まらないジャクリーンの姿も。やがて船内で殺人が起こり、乗客の誰もが動機を持ちうる難解な事件の解明に乗り出したポアロだったが…。
映画館 ★★★
私はクリスティの原作を読んでいないので、今回のこの作品と1978年公開の作品との登場人物の違いに少々戸惑いました。キャスティングされている役者さんも前作のほうが少々豪華だったような気がしますが、今作はヒロインにワンダーウーマン、ヒロインの夫にローン・レンジャーとなかなかおもしろいキャスティングでした。
ヒロインとヒロインの親友とのエピソードも前作のほうが細かく描写されていたように思いますが、今作はCGの賜物では有ると思いますが、その画面の美しさやピラミッドやナイル川の壮大さがよく描けていたと思います。
ただ。。。前作と全く違うのは、もちろんどちらも愛欲と金のための殺人なのはおなじなのですが、あえていうと前作は品があって今作は下品であるということかもしれません。やたらと主人公二人がエロいんです(爆)前作のクールビューティなロイス・チャイルズと今作の肉食系なガル・ガドットの違いが映画の雰囲気を別のものにしています。前作はイギリス映画、今作はハリウッド映画(もちろんイギリスも制作に加わっていますが)という違いが有るように思えます。あとまぁこれも現代を象徴していますが、前作のサロメ・オッターボーンは白人のおばさん小説家、今作は黒人の歌手という違いもありますね。
いろいろ文句(?)を書きましたが、これはこれでエンターテインメントとして楽しめました。
そそ・・・冒頭のポアロの兵隊戦闘シーンは必要なかったですね(爆)
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