一卵性双生児として生まれ、ずっと一緒に生きてきた中学生のユーとミー。合わせ鏡のようにそっくりな2人は、食べ放題のレストランも話題の映画も1人分の料金で2人分楽しんだりと双子であることを最大限に利用しながら、どんなことでもシェアして隠し事もせずに同じ人生を歩んできた。1999年の夏、家庭の事情で田舎の祖母の家に身を寄せることになった2人は、マークという魅力的な少年に出会う。シェアすることのできない“初恋”という感情に翻弄され、思いがけない人生の岐路に立たされるユーとミーだったが……。
映画館 ★★★★
タイ映画を映画館で観るのは初めての体験でした。予告編で観たこの可愛い双子の姿に惹かれたおじさんです(笑)
物語は1999年の近過去。当時「ノストラダムスの大予言」やY2K問題などの世紀末(厳密には2000年が世紀末ですが)に揺れ動くタイの少年少女たちの淡い恋物語です。
双子のドラマの王道をいく話なので昔からある「お約束」の連続ですが、タイという国、双子+男の子の演技などでとても爽やかでノスタルジックな作品でした。もうすでにネタバレしていますが、タイの双子姉妹ワンウェーウ&ウェーウワン・ホンウィワットが監督を努め、主演の女の子は一人二役ってことで、とても違和感のない編集をしています。
劇中、とてもPOPな「夜来香」が流れ、姉妹は踊りだすのですが、1999年当時タイで大ヒットした女性二人のデュオ Triumphs Kingdom の『Handkerchief』という曲らしいです、このシーンは映画を紹介するCMなどで観ることができます。
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