発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

1114. ~内なる変化を~

1114. ~内なる変化を~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。



◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『キラキラと、嬉しそう』(2月11日)~生徒さんの学習の小さな積み重ねが、ある日突然、誰もが驚くような大きな変化になって・・・~


「まったく読めなかった文字に興味を示したり、
 リズムやメロディを真似していたり、
 口の形を真似していたり、
 字の形を覚えていたり、
 同じ字をさがしていたり、
 単語のかたまりを覚えていたり、
 発声していたり、
 一音一音読んでいたり、・・・。」

きょうのElephasブログで、学習プロセスの小さな変化をあげています。

たとえば、ひらがなを読むこと。
子どもは、「読めている」と誰もが認識できるほどいきなり明確に読み始めるわけではありません。

まずは、文字に興味を持つことから始まります。
誰かが読むのを見ています。”聞く”以前の段階です。
そして次第に聞こえてきて、やがて文字と音との関係が感覚的に分かり、
読んでいる人の動きが自分の体の中にも少しずつ浸透してきます。
その段階で、模倣の素地ができ始めてくるのです。

そして、今度は自分の体の中で少しずつ動きが生じ始めます。
自信のある部分は、その動きが少しずつ大きくなり、表出されます。

しかし通常、この微々たる変化のプロセスが高速である場合は、私たちは「いきなり読めた」と捉えてしまいます。

ですから、それがあたかも醸造されていくようなゆったりとゆったりとした速度ですと、
時には「やっとやっても、できない」と消極的になりがちです。


学習のプロセスの内なる変化を感じてあげましょう。
内なる変化や表出された小さな変化に気づいて「できた」「できた」とほめてあげるのと、
その変化に気づかずに「できない」「できない」という視線を送るのとでは、
学習の結果は大きく違ってくるのです。



発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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