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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

503.もっと勉強ぎらい、になっていたら・・

503.もっと勉強ぎらい、になっていたら・・

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

(先週からのつづきです)
 気持ちの乗る分野の学習がないほど、勉強に拒否反応を示すようだったら、たとえば鉛筆を折ったり、紙をくしゃくしゃにしたり、言葉遣いが乱暴になったり、態度が荒れてくるようだったら、・・・。

 これは「もう、ダメ!」と言わんばかりの大きなサインです。慎重に受け止め、生活自身を見直してあげましょう。

 ・まずは、学習からの解放です。
 ・指示と小言からの解放です。
 ・叱責からの解放です。
 ・課題(ノルマ)に追われる生活からの解放です。
 ・時間に追われる生活からの解放です。


 どんな状況で上記のような反応が起きるか

 1)力量以上のことを強いられているとき
 2)やってもやっても認められないとき、達成できないとき
 3)心理的安定が保たれていないとき(いじめ・不和)(まれに、自分や周囲の病気・事件・出来事)
 4)身体的(器質的)に安定が保たれていないとき
 5)自己認知が高く、自分の思うようにいかないとき(失敗経験の継続)

 ハードルとなっているものから解放し、ゆったりとした時間の中で、できる範囲で規則正しい生活を送れるようにゆるやかな日課を立てましょう。神経を休ませ、気持ちを安定させましょう。

 5)の場合については、何かに取り組んでいる方が安定することもありますから、希望のもてる方策を立てて行動へと結びつくように援助してあげましょう。

 お子さんの状況によって、周囲の対応の変化が契機となって、2~3日で安定の兆しが見られるが場合もあれば、安定の兆しを得るのに1週間、2~3週間、安定が図れるのに1ヶ月、2~3ヶ月、半年、1年という場合もあるでしょう。

 まずは、1日1日を大切にしながら、1週間を単位として、1ヶ月を目途に進めていかれると良いでしょう。あまり期間を長くすると、対応する者も方向を見失い、対応の仕方も惰性的になりがちだからです。

 夏休みは、仕切り直しをするちょうど良いチャンスです。夏休みに向け、どのような生活を送らせるか、この時期に算段なさってみてはいかがでしょうか。教室の親御さん方は、どうぞスタッフにもご相談下さい。

 お子さんのサインを軽視しないで、早めに対応してあげることがとても大切です。

 
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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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