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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

510.ひとはあまのじゃく?

510.ひとはあまのじゃく?
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 きょうは関東地方は久しぶりの雨で、猛暑からは解放されましたが、例年この時期、各地での大雨の予報は心配です。

 さて、きょうのお話、「ひとは意外とあまのじゃく」。それは私だけでしょうか。
 教室の生徒さんたちも、それぞれがもつ言葉の問題とは別に、言葉には結構敏感なところがあります。

 だから、「言葉がけには」ちょっと注意が必要です。

 食事を促すのにも、
 「しっかり食べないと、大きくならないわよ」
 「えいようのあるもの、ちゃんと食べなくちゃダメだよ」よりも、
 「おいしいから、食べてごらん」や
 「おいしい!」のひと言のほうが、よほど食への意欲をそそるものです。

 また食べ物の量が少なければ少ないほど、いっそう意欲をそそります。兄弟が競争で食べるような状況は、さらにです。

 勉強への誘いも同様です。
 「宿題、終わらせなきゃでしょ」
 「復習しておかないと、2学期から困るわよ」
 「少し勉強しなさい」「たまには勉強しなさい」・・・は、かえってやる気をそぎます。

 やはり、勉強はおもしろいからやるものです。

 「きのうの花火、楽しかったね。日記に書いておこう」・・・楽しかったことの追想
 「きのう、たしざん、早かったね。きょうもやってみよ!」・・・ゲーム感覚
 「新しいノートで、勉強しよ!」・・・新鮮さ
 「この漢字むずかしい!1個だけ書こ!」・・・「こんな漢字かんたんだから」よりやる気を引きだす
 「きょうはこのくらいにしとく?」・・・却って、「やっちゃうよ」と意外に律儀。
                    もし「うん、やめとく」と言ったら、「じゃあ、あしたやろう」と言ってあしたやらせればいい。

 「たべなさい」「やりなさい」と命令されたり、指示されたり、ノルマとされると、
 せっかく食べようと思っていても、せっかく勉強しようと思っていても、気持ちが向きを変えてしまいまって、「食べない!」「やらない!」となってしまいます。

 お子さんのやる気は、毎日小さく芽を出していますから、その「芽」に気づいてそっと伸びる援助をしてあげましょう。ましてや、不用意にその「芽」を摘んでしまわないように、したいですね。
 
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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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