4379.~造形リトミック その願いは~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「センス・オブ・ワンダー」(4月29日)
おはようございます。津田沼教室の堀です。
『センス・オブ・ワンダー』という本をご存知ですか?
作者レイチェル・カーソンさんは、すべての子どもが生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」、
神秘さや不思議さに目を見はる感性」を大切にするよう伝えてくれます。
そのために必要なことは、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいること」。
Jくんはお話が大好きです。
授業中もずっと興味のあることを話しています。
そして図鑑や本も大好きです。
彼の話は大好きなキャラクターなどの話が多いのですが、時折とても面白い質問が突如として挟まってきます。
「失礼と無礼は同じ?それとも違う意味?」というような感じです。
一瞬答えに困ります。
でも、そういう質問は決して聞き逃さず、いつでも講師の知る限りの答えを分かりやすくして伝えるように心がけています。
ある日の質問は、
「クリスマスって何?」でした。
「サンタさんがプレゼントを持ってくる日だよ」、そんな風には答えたくありません。
特に存在の不思議、この世界の仕組みに関わることはなおさら真剣に言葉を選んで答えます。
授業後に、
「今日はこんな会話がありました」とお迎えの祖父母さまにお伝えします。
すると、お祖父さまが、
「センス・オブ・ワンダーですね」と仰ってくださいました。
講師の想いが伝わっているとても嬉しい瞬間でした。
そして、お祖父さまのその言葉は、講師にも光を当ててくださる「センス・オブ・ワンダー」でもあります。
Elephasで、生徒さんの輝きを見つけることの大切さを知り、また親御さまや生徒さんのおかげで講師自身の感性にも気づくことができました。
Elephasでの「センス・オブ・ワンダー」溢れる幸せな日々に心から感謝しています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
造形リトミック・メソードの創案者である玉野良雄(1929~2000)自身もそんなセンスを持ち続けた人物です。自らの触れる世界、感じる世界、想像を超える世界、それらから得る思い、気づき、そして探求・・・。造形リトミックを通して、子ども達にそんな視点や、感性を持ってほしい、持ち続けてほしい、引いては造形リトミックによる教育が世界平和につながるようにという、願いを持っていました。Elephasにおいて、創案者のその願いが脈々と引き継がれることを願っています。