3732.~個別を生かして~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「テストできたよ」(4月7日)
おはようございます。津田沼教室の織戸です。
エレファースでの通常授業では、国語と算数の学習を中心に取り組んでいるSくん。
先日の授業時のこと。翌日に学校で社会のテストがあるとのことで、急遽社会の学習に取り組みました。
教科書を読み直しながら、内容を確認していくことにしました。
「自動車をつくる工業」という単元でしたが、出てくる単語の理解が難しかった様子。
そこで、わからない言葉や文章をピックアップしながら、進めることにしました。
例えば、いつもの創造造形の手順に習って、
「溶接」はのりではる→くっつける、「塗装」は絵具で塗る→塗るなど、Sくんが具体的に想像できることばを選んで説明をしました。
「車を作る工程も教室で画用紙を使ってものを造るときと一緒だね、
パーツを切って、くっつけて、組み立てて・・・」
いつも創造造形を楽しみにしているSくんは少し楽しそうでした。
その後、
「テストできたよ」と自慢げに社会のテストをみせてくれました。
咄嗟の取り組みでしたが、Sくんの笑顔がとても嬉しかったです。
どの教科でも、言葉の理解はとても大切ですね。
◇ワンポイント・メッセージ
Sくん、良かったですね。頑張ってすぐに成果が出た経験は大きな自信となり、これからの学習もきっと加速されることでしょう。「Sくんが具体的に想像できることばを選んで」、・・・ここに鍵がありましたね。本人の理解できる言葉で、本人の認知構造に翻訳する、個別教育ならではの取り組みですね。