発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3921.~肯定的に~

3921.~肯定的に~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「少し、お話ししよう!」(11月15日)

おはようございます。西国分寺教室の小川です。

自動ドアの開く音と同時に、「こんにちはー!」といつも元気な大きな声で挨拶し、

安全対策のドアロック解除もリズムよくピピピッと押して入室されるUさん。

講師はドアが開くまで待ってお出迎えです。そこでもう一度「こんにちはー!」の一声。

Uさんはとてもお話し好きで、授業の準備をしながらも

「見てみて新しい筆箱だよ、色がかわいいでしょ!ここには鉛筆、ここには赤鉛筆、ここには消しゴム・・・」と

嬉しそうに会話が続きます。

講師が、「さあ準備ができたら勉強始めよう」と声掛けします。

すると、「まだお話ししたいのに・・・」という表情を浮かべながらも気持ちを切り替えて勉強に取り組みます。

授業の途中で少し疲れがでてくると、Uさんから「先生聞いて!」と勉強とは違う話をしたがります。

そこで集中力を持続させるために、毎回の授業業予定表を作成し、最後の欄に「少し、お話ししよう!」と記載し、

講師が「お話しの時間があるから、それまでしっかり勉強しようね」と声掛けしてみました。

それ以降、Uさんは集中して授業に取り組んでいます。

そして、いつも授業の終わりは楽しくお話しして退室されます。

たまに、Uさんが授業の途中でどうしてもお話ししたくなることもあり、

その時は予定表の順番を入れ替えて授業を進めています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

お話し好きの生徒さん、たくさんいらっしゃいますね。限られた学習時間の中、課題に集中させたいところですが、「今は、お話ししないよ」とお話しをストップするより、プログラムの中でお話しを聞いてあげることの方がずっと効果的です。「少し、お話ししよう!」の時間、良いですね。すべて肯定表現で。また実際にお話しも聞いて満足させてあげること。その習慣化により、時と場をわきまえた適切な会話が少しずつ身についていくものです。

 

発達支援教室Elephas(エレファース) 

>>お問い合せ

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「指導のポイント」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事