4960.~言葉の理解へ〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「動物なぞなぞ」(3月6日)
おはようございます。Elephas 津田沼教室の織戸です。
Yくんと動物クイズに取り組んでいます。
例えば、「ぼくは百獣の王です。たてがみがあります。わたしはだれでしょう?」、「答えはライオン」といったものです。
問題は、動物の特徴が凝縮されているエレファースの歌唱造形の歌詞から出します。
小さい頃から歌唱造形で動物の絵を楽しんで学習しているYくんには、聞き慣れたたくさんのヒントがたくさんあります。
スムーズに答えることができる問題もあれば、少し考えてしまうことも。
いつもの映像を見ながらと、言葉だけを聞くのとは異なり、聞くだけでは想像することが難しいこともあります。
「長い鼻」、「長い首」などは、長短のイメージと身体の部位の足し算になります。
こういったやり取りが本当の言葉の理解につながるのだと考えます。
いまの目標は、Yくんの大好きなゴリラのクイズ問題を出題してもらうことです。
好きなことから、楽しんで学習できる授業にしていきたいと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
なぞなぞは言語学習にとって、とても良い教材ですね。言葉の聞き取り、言葉とイメージとの結合、言葉の連結・・・。文や文章を読むことができても、意味を理解することが難しいケースが少なくありません。言葉には意味があり、それらの言葉が連なって、更にいろいろな意味合いや情報、情景を描き出していきます。その基礎学習として、なぞなぞは大変効果的です。Yくんが目標としている、「出題すること」は課題としてグンと高度です。理解ではなく発話課題となるからです。対象を適切に捉えて自ら言葉を選択し、構成する力を要します。でも、すばらしい目標です。Yくん、がんばって!