脊振山系往復縦走 （西椎原～金山）

コース　　西椎原(9:00）～鬼ガ鼻岩（9:18）～猟師岩山(9:54）～小爪峠(10:00）～金山(11:20）昼食金山（12:00）～西椎原（2:00）

メンバー　　pole-pole＆bamboo


涼しくなり久しぶりの遠出です。５時半に早起きして脊振山系を目指しました。下山後pole-poleの同僚が退職後購入しようかと迷っている３千坪の土地を見学するのも楽しみの一つ。２時には下山するつもりですが、ガイドブックと道標に示してある所要時間が片道で一時間も違っています。さてどちらが本当なのか、歩いてみなければ分かりません。前日の雨は長崎より降った模様。空気がしっとりとまろやかで玄界灘を渡って稜線に吹く風は冷たくて心地よい。１５℃の気温は快適そのもので快調に足を運べます。伸びた薄の穂に秋を感じながら、足元には生茂る青いミヤコザサとブナの緑陰がトンネルのように続く登山道。時折見える前原付近の田んぼはすっかり黄金色に色づいた田んぼやまだ青みが残る田んぼの濃淡がパッチワークのよう！
アップダウンもさほど苦にならず、大好きな痩せ尾根伝いに心踊る一日でした。

ちょっと早起きして頑張れば御褒美に一味違った山が歩けます。

鬼が花岩から猟師岩山あたり

カヤトの小爪峠には福岡と佐賀の両県へ下る道が交差

初めて見た白花ミゾソバ！

はんのり頬を染めたピンク色のも咲いていました

金山へはあともう一つの峰を越えなければ・・・

金山に近づくにつれてミヤコザザが多くなり、風の波がミヤコザサを泳ぐようにかき分け、ブナの葉は頭上にそよぐ。(スズタケと共に太平洋側のササ原を構成するミヤコザサ。スズタケと違いミヤコザサは葉裏に毛があります)

金山頂上は雨の昨日を待って予想通りに結構な人出。陽射しを避けて登山道の緑陰にランチを広げてる人も多い。

　

途中で引き返しても良かったのですが、やはり金山頂上まで到達してしまいました。
帰りは４０分も短縮したので歩行時間合計４時間半。

そっくりさんだけどギンリョウソウにしては季節はずれ。
もしかするとこれこそ「ギンリョウソウモドキかしら？」と調べた所やっぱりそうでした。アキノギンリョウソウとも呼ばれるように秋に咲き、花の後植物体が残ることが一番の鑑別ポイントだそうです。ギンリョウソウに比べ個体数は少ないと説明されていたので出会えてラッキーでした。
立ち枯れ姿はまさにユウレイダケかもしれませんね。

イチヤクソウ科ギンリョウソウモドキ（秋銀竜草）

あぜ道に彼岸花が咲いていました。佐賀平野には彼岸花が似合います。