カクテルパーティー効果と言うんだ！

最近はだいぶ減ったけど、独りで家に居て精神状態がおかしくなりそうな時は無理に自分を外へ連れ出すことにしています。学生時代に「孤独な群衆」という本がベストセラーになった記憶があるけれど、私の場合はその逆バージョンを狙いました。人の目があるお蔭でおかしくなりそうな自分を理性的に戒められ、落ち込む気持ちを抑えられる。
カクテルパーティーはそれとはちょっと違うようです。子供たちが大学時代に24時間営業店で勉強をしたという話を聞き、良くもまああれほどの喧騒な中で集中できるものだと返したことがあります。
ところが、実際に100円コーヒーを一杯注文して窓際の明るい場所に陣取って読みかけの本を開くと没頭できました。パソコンを取り出して仕事の打ち合わせをしているビジネスマンも結構いますし、ノートを広げて夏休みの宿題をこなしている子供の姿もあります。
新聞でこれを「カクテルパーティ効果」と呼ぶことを知りました。喧騒の中に居ても大事な声がした時だけスイッチが入って騒がしくても集中できるのだそうです。
クールシェアと相まってお勧めしたいのですが、最近はお断りの看板を出しているとこもあるとか。

文庫本一冊持ちて身を沈めフードコートでカクテルパーティー