烽火山
2012年04月26日 | 山
(ムラサキケマン) お天気がぐずつき気になるコースも確かめてもみたかったので、2日間続けて近場の烽火山へ登りました。
1日目は通常通りのオレンジ色コース。 烽火山頂手前の426m峰に薄くなった標識を見つけました。奥山へ下る尾根コースがあるようですがあまり使われていない様子です。どうしてもそこを確かめたくて翌日また行ってみました。青色のコースがその尾根コースです。今年お初のニョロ君との遭遇もありましたが、近場でもあれこれ巡ると面白く久しぶりに冒険心が満たされました。 常緑樹は春に落葉しますが、敷き詰められた春落葉がとってもきれいでした。
かつて長崎港に怪しい外国船が発見されるとのろしがあげられた場所です。烽火台の跡が残っている山頂です。
「シシシシ」としり上がりに強く高くなる声は藪雨(ヤブサメ)でした。鶯や磯ヒヨドリの後に聴く夏鳥の鳴き声です。
妙相寺
登山道ににょっきり出た筍は里山の風情ですね。
こちらは落ち葉にカモフラージュしている蝶!見つけられない自信があるのか、カメラを近づけても逃げません。
ムべ
アケビ
フデリンドウも愛らしい顔をのぞかせています。
奇麗ね~!!!
「むべ山風を嵐と言うらむ」の
「むべ」(意味…いかにも)を、「うべ」ともいうけれど、
この写真のウベも又、ムべとも言うんですって?!
偶然だろうけど面白いなって思いました。
「うべ」を平安時代以降は「むべ」と使ったのですね。うべなう、むべなうという動詞の源ともなった偉大なる副詞であったか。
★吹くからに 秋の草木(くさき)の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
★山川(やまかは)のさやけき見ればうべ知らすらし
私の故郷、鹿児島ではぐべと呼んでいましたよ。
>偶然だろうけど面白いなって思いました。
偶然ではないと思われそうな興味深いサイトを見つけました。http://www.page.sannet.ne.jp/mahekawa/mubenarukana.htm
上記のサイトに拠ると、天智天皇が植物のムベの名をを初めて知り、「むべなるかな」と云われたそうです。だったら「うべなるかな」に転じてもおかしくなさそうと思わない?