晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

福島のハンカイソウを憂う  

2011年09月13日 | 想い

今日のA新聞 ”耕論 フクシマの希望 ”に、写真家でもあり作家でもある藤原新也さんが投稿を寄せていました。何よりも目を引いたのは紙面のまん中のハンカイソウの写真でした。6月の初めに福島市近郊のお寺の斜面で撮影されたハンカイソウは、花びらがどれも妙にねじれていたというのです。花茎が直立する姿を、中国の漢の時代の武将樊会に喩えて名付けられたほど壮健な風情です。私が登る山でも良く見かけられる、夏の暑さにも負けないような花なのに、その姿は、原発事故後チェルノブイリに咲いた向日葵を思い出させました。論点も賛同でき頷きながら読みましたが、特に冒頭に引用されていたルターの言葉に勇気付けられ、今日の一日がスタートできました。

「たとえ明日世界が滅びようと、私は今日林檎の木を植える」

画像2枚は、今夏私が撮影したハンカイソウです。 


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