オオキツネノカミソリ 多良・修多羅の森から西野越えまで

熱戦が繰り広げられているオリンピック、ついつい観てしまい睡眠不足の日々が続いています。選手に負けていられないと暑さを押して山へ向かいました。これって結構勇気が要るんですよね。
遅くても７時には家を出ようと云ってたのに、結局８時過ぎに出発し登山口へ着いたのは９時。車の外へ出ると台風の余波で風が吹いていて気持ち良い。思いの外、歩いている間、気温は２０℃平均で心地好い山行となりました。

コース　　水神様～おたちね観音～五家原縦走路分岐～西野越オオキツネカミソリ生息地

行動時間　６時間

水神様あたりは終盤を迎えていました。オレンジ色が褪せて元気がありませんが、登山道の中まで入り込んでいて、良く咲いていたのが伺われます。激しい気候変動にもめげずにこれだけ咲かせるのは立派です。昨年は爆発的に咲いたので今年は不作との予想を裏切って見事な咲きっぷりでした。彼女らの健闘に拍手を送りたくなります。

　

ヤマホトトギスも咲いていました。ヒヨドリバナの蜜を求め、ふわふわと悠長に舞うアサギマダラも夏到来です。同じような夏らしい風景が繰り返され、それをまた見届けられることに感慨深いものがありました。

渇きを感じる前に給水を心がけます。水を欲しがらないbambooなので気をつけなくちゃいけません。「そろそろお昼ご飯にしようか？」。「どこにする？」「あの炭焼き釜があったっぽい、空瓶が数本捨て置いてある場所は？」。ここでランチをしたのは大正解でした。風がもみじの大木を吹き抜け、葉の間から木漏れ日が小魚の群れのようにきらきら輝くのです。ほとんど人が入らないコースなので、次回はハンモックを持っていって吊るすことにしました。食べる楽しみを一番に掲げて登っている私たちですから。

お腹がくちくなったら出発です。お名残惜しい・・・。

山犬谷の岩は緑の葉をむしゃむしゃ食べているようにも見えます。それとも口から緑の炎を吐き出しているのかな？

メインとなる西野越辺りのオオキツネさんはやはり貫禄があります。

写真を撮っていると「もしかするとbambooさんで、そちらはアチさんですか？」見知らぬ男性に声をかけられました。「はい、そうですが・・・」。ランカスさん（ＨＮを間違っていたらごめんなさい）は時々私のブログを見ていて下さる方だったのです！いやぁ、驚きました。初対面で分かるものなのですね。顔を覚えられない私には絶対あり得ない話しですからびっくりします。ということでご許可を頂きお写真を撮らせて戴きました。ランカスさん、これからもよろしくお願いいたしますね。

　

今日出会った他の花々

シギンカラマツとミズタマソウ

　

ハグロソウ

ハンカイソウ