矢筈岳②
2010年05月17日 | 山
(案内図に矢筈岳と691峰を書き込みました)
途中の展望岩より郡岳までのロング縦走路がくっきりと見えました。
ヒメウワバミソウ
フタリシズカは開店間近、準備中です
雪のようなハイノキは芳香がします
平谷越から左折すると25分ほどでタワラギ山山頂。
ほとんどの登山者は経が岳へ向かいますが、ブナ生える静かな森が広がっています。タワラギ山頂は木立が切れて明るい陽だまりが零れていました。
さてこれからが本番と思いきや、数年前までは山頂を示すプレート以外何にもなかったのに、手製の標識が取り付けられていました。テープも付いています。新ルートをテープ頼みなんて恥ずかしいので、地図とコンパスを取り出して小まめに角度を確かめながら進みました。
なるほど、前回はのっけから違った方向に進んでいたから迷ったはずです。記憶と異なる様相が広がっていました。目の高さにあるシャクナゲの木が目に付き始めます。
やせ尾根を抜けるとまた丁寧な標識が現れました。下山は戻ってこの分岐点から入りこめば良さそうです。周囲を確認して前へ進みます。
木漏れ日を浴びてひょうきんなツクバネソウのお花畑が!
あちこちのヒメシャラの老木に新緑が優しく光っていました。
緑の絨毯を踏みしめて、大岩を右手に回り込むと
やせ尾根に、開いているシャクナゲの花にやっと出会いました。
開花状況は他の多良山系と変らずー。勝手なもので、さほどシャクナゲが好きなわけでもないのに、滅多に見れないとなると咲いてる花が愛おしくなります。
タワラギからわずか40分ぐらいで矢筈岳山頂でした。7年前には標識、テープもなかったとは云え一時間も彷徨うなんて・・・。さらに先まで付いたテープはおそらく691峰まで続いているのでしょう。リベンジも無事果たせハイタッチ!
向こうに白く霞んでいるのはタワラギ山ー、体を現すように俵のような形をしています。
自然林とヒノキの植樹林境をコンパスで角度を合わせながら林道に下りました。最近読図力がグレードアップしてきて、地図とコンパスが病み付きになりそうです。
時々ケルンが積んでありました
振り返ると、自然林と人工林の境目がくっきりと見え、下山してきたルートが一目瞭然。
林道にはコマユミとコウゾリナ
スミレには手を出すなといわれますが、お手本のようなフモトスミレでした。
『葉は卵形で表面に開出するまばらな白い毛、裏面は紫色を帯びる』全くその通りでしょう。
中山越から平谷越間、午前中の”走れメロス”の疲れが出てきました。
平谷越しで一息ついていると、平谷越しへの急斜面をスローペースでばりばりと音が響いてきます。100キロほどのザックを背負った大柄の白人男性が顔から次には体と次々に見えてきました。ここは大村が近いので外国人が珍しくありません。熊かと思ったと拙い英語で話しかけると、彼が昨夜笹岳山頂でハンモックを吊って寝たと分かりました。フリースのシュラフを指差してさほど寒さは感じなかったなどと10分ぐらいおしゃべりして別れましたが、彼はいったい何時ごろ下山したのかなぁ。
途中の展望岩より郡岳までのロング縦走路がくっきりと見えました。
フタリシズカは開店間近、準備中です
雪のようなハイノキは芳香がします
平谷越から左折すると25分ほどでタワラギ山山頂。
ほとんどの登山者は経が岳へ向かいますが、ブナ生える静かな森が広がっています。タワラギ山頂は木立が切れて明るい陽だまりが零れていました。
さてこれからが本番と思いきや、数年前までは山頂を示すプレート以外何にもなかったのに、手製の標識が取り付けられていました。テープも付いています。新ルートをテープ頼みなんて恥ずかしいので、地図とコンパスを取り出して小まめに角度を確かめながら進みました。
なるほど、前回はのっけから違った方向に進んでいたから迷ったはずです。記憶と異なる様相が広がっていました。目の高さにあるシャクナゲの木が目に付き始めます。
やせ尾根を抜けるとまた丁寧な標識が現れました。下山は戻ってこの分岐点から入りこめば良さそうです。周囲を確認して前へ進みます。
木漏れ日を浴びてひょうきんなツクバネソウのお花畑が!
あちこちのヒメシャラの老木に新緑が優しく光っていました。
緑の絨毯を踏みしめて、大岩を右手に回り込むと
やせ尾根に、開いているシャクナゲの花にやっと出会いました。
開花状況は他の多良山系と変らずー。勝手なもので、さほどシャクナゲが好きなわけでもないのに、滅多に見れないとなると咲いてる花が愛おしくなります。
タワラギからわずか40分ぐらいで矢筈岳山頂でした。7年前には標識、テープもなかったとは云え一時間も彷徨うなんて・・・。さらに先まで付いたテープはおそらく691峰まで続いているのでしょう。リベンジも無事果たせハイタッチ!
向こうに白く霞んでいるのはタワラギ山ー、体を現すように俵のような形をしています。
自然林とヒノキの植樹林境をコンパスで角度を合わせながら林道に下りました。最近読図力がグレードアップしてきて、地図とコンパスが病み付きになりそうです。
時々ケルンが積んでありました
振り返ると、自然林と人工林の境目がくっきりと見え、下山してきたルートが一目瞭然。
林道にはコマユミとコウゾリナ
スミレには手を出すなといわれますが、お手本のようなフモトスミレでした。
『葉は卵形で表面に開出するまばらな白い毛、裏面は紫色を帯びる』全くその通りでしょう。
中山越から平谷越間、午前中の”走れメロス”の疲れが出てきました。
平谷越しで一息ついていると、平谷越しへの急斜面をスローペースでばりばりと音が響いてきます。100キロほどのザックを背負った大柄の白人男性が顔から次には体と次々に見えてきました。ここは大村が近いので外国人が珍しくありません。熊かと思ったと拙い英語で話しかけると、彼が昨夜笹岳山頂でハンモックを吊って寝たと分かりました。フリースのシュラフを指差してさほど寒さは感じなかったなどと10分ぐらいおしゃべりして別れましたが、彼はいったい何時ごろ下山したのかなぁ。
タワラギ山~矢筈岳リベンジ縦走登山、お疲れさまでした。またおめでとうございます。
平谷の駐車場から20分歩いた地点から、地図を求めて引返されたとのことですが、頭が下がります。 そしてなんと往復で25分しか、かかっていないとは驚愕しています。
私も昨年の4月29日にタワラギ山まで、平谷越から歩きましたので、懐かしく思い出しているところです。
矢筈岳先の道標を中山越方面へ、林道に出ました…
道標が整備されていて、歩く人も増えることでしょう。 私もいつか挑戦したくなりました。
コースを詳細に紹介して下さり有難うございました。参考にさせて頂きます。
たぶん、歩き始めはエンジンかからずスローペースで歩いていたのでしょう。
>私も昨年の4月29日にタワラギ山まで、平谷越から歩きましたので、懐かしく思い出しているところです。
只今yanさんのレポを再読しなおし、8時間10分と大山行なさっているのにびっくり。
たぶん、もうその時は道標が備えられていたのでしょう。Mさんによるとテープが取られたり、取り付けたりの繰り返しが続いているという話でしたが、登山に対する考えが異なっても道標やテープは必要だと思います。『山を歩こう』にも紹介されていませんでしたから。馬の背から自然館に歩くルートで下山予定していたのは実現できませんでした。yanさんのGPS添付地図にはルートがはっきりしているので、次回の参考にできます。
ありがとうございました。
>道標が整備されていて、歩く人も増えることでしょう
もっと多良の魅力が広がりますね。
手持ちの多良金泉寺で購入した地図と違っていたのでGPSと勘違いしました。
>国土地理院発行25000分の1地形図によります
と書き込みに、コメントの返信後気付きました。
折角取り付けたテープを取り外したり…
大変遺憾に思いますね。このような行為は絶対に謹んで頂きたいですね。
地図の件、わざわざ有難うございました。
私も馬の背から自然館に歩くルートを未だ歩いていませんので、いつか歩いてみたいと思っているところです。
続きを書きます
矢筈岳のピークちょっと変な表現、そして山の標高978.9mと書いていました、975.9mですね
地形図を見るのに視力減退でミスしました
地図とコンパス面白そうに使いこなしてありますね、気持ち分かります
ぼん天棒は一向に上達しません、現地では何の役にも立ちません。進行方向、現在地の確認未熟です
実は今日の午後矢筈岳リベンジの続きを拝見しました。そうしてヒメウワバミソウの名前を無断拝借使用していました
その後、夕方にブログを開くと親切なコメントが届いており有難うございます
花の見分け方嬉しいですね
イチリンソウのようでニリンソウ、ナルコユリのようでアマドコロ等々お手上げです
でも、面白い 山野で発見したあの瞬間の感激が忘れられないですね
外人さんと10分間の会話ですか
凄いですね、私はflagぐらいしか知りません
昔、冬の経ヶ岳直下で外人さんと逢った時気をつけてと日本語で挨拶されました
ぼん天棒が英語話せないの知っていたみたいです
平谷~矢筈岳~林道~中山越え~平谷越え~
平谷pお疲れさまでした
又宜しくお願いします
お二人とも山の大先輩ですね!
>面白い 山野で発見したあの瞬間の感激が忘れられないですね
ブログを拝見して、ぼん天棒さんの気持ちが伝わってきます。私も同じだからです。植物は見飽きませんし、同じものが2つとないように思えます。そして疑問が次々に出て来てしまいますよね。
即、答えをくれるお師匠さんに、いつも傍に居て欲しいです。
>地図とコンパス面白そうに使いこなしてありますね。
そよ風さんとまではいかず、まだまだ未熟ですが、最近、相方も興味が湧いてきて、2人寄れば~で、かなり上達してきました。
体力の許す限り、一日中コンパスと地図、植物図鑑を持って山を歩けたらどんなにか良いでしょう!。