晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

桜庭一樹著「赤朽葉家の伝説」

2008年07月13日 | 
桜庭さんは『私の男』で前回の直木賞を受賞しているが、父と娘の禁忌を描いた衝撃的な内容という触れ込みだったので、私はまったく手にする気がなかった。 でも『少女には向かない職業』を読んで、思春期の少女を描かせたら彼女の右に出る者はいないだろうと思ったのだ。彼女の生み出す女達には不思議な魅力が宿る。やはり女性は女の手で描いてこそ本物。 . . . 本文を読む
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