ほぎほぎ神社

よく晴れた寒い朝、旅館を出て向かったのは「宝来宝来（ほぎほぎ）神社」。
以前テレビで見て気になっていたカオスなパワースポットは、
南阿蘇村にある。これは行くでしょ。

山にひょっこりこんなところがあるなんて。





宝くじ当選祈願が多いようだ。
御神体は、でっかい岩



御神体に絵馬なんてさげてもよいのでしょうか？

両手を組んで顔の左右で振りながら唱える呪文は「ホギホギ」
わけわからない、真っ白な頭でとりあえず家族３人でやってみた
「ホギホギ」
なんなんだこれは？

本当は宝くじが当たりますように、とか願いながら呪文を唱えるべきなのね。
しかし欲望が俗すぎて気がひける。





御神体は当銭岩、その他に札束岩、ぽっくり天狗など、様々なかみさまがそれぞれのお社に祀られている。
DVD祈祷というのかな、ポチッとボタンを押したら、画面で祈願が行われる。

見て回っただけで、真剣に祈願しなかったが、
いろいろあるお土産物をひとつだけ買うことにした。
外袋についている黄色い封筒に代金を入れて二つに折り箱に入れる。どこも無人だ。

私が買ったのはこれ。



いかにも金満な大黒袋、500円也。
何を入れようかな。既に煩悩で膨らんでる気もするが。

福助は、宝くじ入れ、600円。



なんかすごいね。

いろいろ見たけど、車を降りて最初に出会ったのはゆったり歩く黒い猫様。
ニャアニャアとしきりに鳴いており、ご飯でもおねだりしているのだろうか。

息子がみつけたワンコ





なんと「ホギ」ちゃんなんだ(*^_^*)
他に白いウサギもいた。

お土産物売り場でナルトの鉛筆を100円で売っていて、
動物の餌代にすると書いていた。
料金箱に100円入れて、鉛筆はもらわなかった。
息子も100円入れていた。

神社というには俗っぽく有り難味に欠けるかなと思うけど、
建物や祀られているあれこれは、寄付によって設立されている。

ふと考える。
凡人が、突然宝くじの高額当選なんかしちゃったらどうだろう。
大抵喜んでばかりはいられず、当たった怖さにうろたえるに違いない。

これと決めた寄付先や信仰があれば、迷わすできることがあるだろう。
しかしそうでない場合、宝来宝来神社はうろたえた気持ちのひとつの受け皿になってくれているのではないか？

テレビで見た時より立派な建物を見て、そんな人が多いのだろうと想像せずにはいられなかった。

宝来宝来神社、どうなんでしょう？と思って訪れた。
パワースポットを感じる力は私にはなかったが、
あまり他にはない、面白い場所であるのは確かだね。

訪問記念に帰りの熊本空港で、何年かぶりに宝くじを買ってみた。
当たる気はしない。

あ、年末ジャンボは今日までの発売ですって。
７億円の買い忘れはありませんか（笑）