桃とかなへび

いらっしゃいませ。

土屋祐介&益田洋 ギタージョイントライブ in 茅ヶ崎

2015年09月08日 | ライブ・ギター
雨はまだ降っていない、
ギターを聴ける日曜の午後。


土屋祐介&益田洋
ギタージョイントライブ in 茅ヶ崎

2015年9月6日(日)   開場:14:00  開演:14:30
長谷川楽器店本店3F ≪ Cサイド・サロン ≫



<第一部 土屋祐介>

Signe / Eric Clapton
映画「禁じられた遊び」より ロマンス
アルハンブラの思い出 /タレガ
Midnight Wind / 土屋祐介
映画「ニューシネマパラダイス」よりテーマ
映画「ディアハンター」より CAVATINA
五木の子守唄 / 土屋祐介 編
イパネマの娘 / ジョビン
黄昏 / 押尾コータロー
練習曲11番/ヴィラ=ロボス
晩鐘 / 土屋祐介


<第二部 益田洋>
Mrs.Robinson / Simon & Garfunkel
The Boxer / Simon & Garfunkel
Imagine / John Lennon
Happy Xmas(War Is Over)/ John Lennon
Will You Dance ? / Janis Ian
いとしのエリー / Southern All Stars
Alice's Restaurant
Ragpickin'
The Craw / Chet Atkins
星に願いを / Chet Atkins
Folk Song / 益田洋

<土屋祐介&益田洋>
Here Comes The Sun/The Beatles
君といつまでも / 加山雄三

<アンコール>
男はつらいよ



第一部は土屋さん。
最初の曲はクラプトン。
あれ「鐘の響」じゃない。ソロではないからですかね。
でもいい曲、カジュアルな感じで明るく始まりました。

続いて「禁じられた遊び」と「アルハンブラの思い出」。
知ってはいてもなかなか生で聞いたことはないでしょう。
これぞクラシックギター、豊かな響きで。

オリジナル曲と映画音楽でリラックス。

アレンジ賞を受賞した過去の栄光なんておっしゃっていましたが、
お客さんの平均年齢が高かったこともあり「五木の子守唄」はとても拍手が大きかった。

舞台を南米に移してボサノバとショーロ。
押尾さんの「黄昏」ホントにいい曲ですね。

そしてクライマックスはヴィラ=ロボス。
ポロロッカを表現したと言われる練習曲11番。
曲調も音色も音量もガラリと変わるダイナミックな演奏に圧倒された。

最後は「晩鐘」でしっとり終わる。


長谷川楽器店のCサイド・サロンは、小規模のとてもいいホールだった。
最大90名で、椅子は70席ほど並べてくださっていた。
お客さんは45名くらいだったので、いい感じに空間の余裕があった。

音もよくて、土屋さんのギターが実によく響きました。
アンプを通していたけれどほとんど生音に聞こえた。
ヴィラ=ロボスのダイナミクスが特に素晴らしくて、息をのむような。

「君といつまでも」の単音メロディー、
甘く響く音が素敵すぎて、思わず顔が笑ってしまうほど。
参ったなあ、ギターっていいなあって、この音はしばらく忘れられないでしょう。
以前、木造住宅のリビングが最高と書いたけれど、このホールのほうがずっといいわ。
茅ヶ崎市民を喜ばせて下さいました。


第二部は益田さん。
「ミセスロビンソン「、これまたガラリと世界が変わって、すごくいい。
同じナイロン弦のギターでも、違う音楽、違う響き。

S&G,ジョン・レノンとおなじみの曲。
素敵な「 Will You Dance?」

茅ヶ崎だからエリーマイラブ。

「アリスのレストラン」と「ラグピッキン」、楽しいな。

チェット・アトキンスは、うわっと難しそうで、聴きごたえのある曲。
星に願いをは、小学生がこれ知ってるって嬉しそうだった。

「Folk Song」これは饒舌な益田さんらしいのか、そうではないのかわからないけど、音数が多い。
普通は音数は少なめのほうが好きなつもりなのだけど、
この曲をライブで聴くと、必ずキュンとくるのです。なんなんでしょうね。

ギタリストってみなさんいろんな気持ちがあっ、それは共通のものも違うものもあるでしょうが、
益田さんは、ギターや曲への「好き」と、ギターを弾く気合というとちょっとはみ出すかもしれないけど、
よりよく弾こうとする気持ちみたいなものをものすごく感じます。
思い込みなんで、迷惑だったらすみませんですが、そう感じる人もいるということで。


土屋さんも登場してお二人で「Here Comes The Sun」
あとで、セッションとしてはちょっと保守的だったかなみたいな話をされていましたが、
それぞれの「Here Comes The Sun」を知ってただけに、私はかなり面白かったです。
図らずも(?)ユニゾンになってバシッと合うところとか、ワクワク。

アンコールは寅さんで、盛況のうちに終了。
はー、よかったなあ。

まあこれが感想の全てというわけではなく、
聞いた音についてだけじゃなく、いろいろと思うこともあり、
地元だから友人にも声かけられたし、やはり近いと楽だし、
実り多きライブでした。

土屋さん、益田さん、素敵な演奏をありがとうございました。
また是非、茅ヶ崎にいらしてください。





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