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期待大!渡部選手大ジャンプを

2015-06-13 11:35:12 | ベガルタ仙台
仙台の「クリア職人」渡部 残り2節も連続完封宣言


オフ明け、真剣な表情で練習する仙台DF渡部

 最強ストッパーが堅守を支える。仙台DF渡部博文(27)が「自陣ペナルティーエリア(PA)内からのクリア数」でリーグトップの数字を出している。日本代表DF丹羽大輝(G大阪)らを超えるダントツの61回をマーク。リーグ最近2試合連続完封勝ちに貢献した「クリア職人」が第1ステージ残り2戦、G大阪戦(20日)、名古屋戦(27日)でも鉄壁となりチームの勝利につなげる。

 渡部の職人技が光る数字だ。自陣PA内クリア数1位。今季加入の186センチのセンターバックは開幕から、堅守仙台の要として最終ラインで体を張り続けてきた。データはそれだけ攻め込まれているという見方もできるが、渡部は1つの指標として「データは大事にしているし、何事も1番はうれしい。危機察知ができているということなら、なおさらうれしい」と話した。

 チームは前節鳥栖戦で5-0の大勝後、2日間のオフを挟み、この日から練習を再開。インターバル走などフィジカルトレーニングを中心に約2時間汗を流し、渡部はハードな走り込みにも笑顔も見せながら練習を消化した。

 第1ステージも残すところあと2試合で、7位まで順位も挽回中。強敵との2連戦が待つが「前線に良いボールが収まれば攻撃陣もやりやすいはず。後ろが安定したプレーで失点をゼロに抑え、鳥栖戦の勢いを持って勝ち点を重ねたい」と連続完封で第2ステージにつなげるつもりだ。

 故障離脱していた鎌田や上本が全体練習に合流するなど、DF陣の競争も再び激化し始めた。渡部は「クリアをいかにパスにつなげられるか」と攻撃への切り替えを意識する。「クリアで切るプレーも大事だが、良いボールがつながれば攻め込んで来た相手を置き去りにできる。今回数字が出た60回を全部良いパスにつなげられていれば、代表にもなっていたかもしれない」。仙台の鉄壁クリア職人は「全てのプレーが代表につながる」と、さらなる進化を遂げながらチームを上位へ導く。【成田光季】[2015年6月11日10時45分 紙面から]


 自陣PA内クリア数1位に輝いた渡部。喜びの感想を述べている。直近の2試合では無失点に抑え、チームの堅守に貢献している。アウェイ 神戸戦では、高い集中力で後半の相手の猛攻を凌ぎ、ホーム 鳥栖戦では、得点ランキング1位のFW豊田を完璧に抑え、5対0の大量得点差でも気を抜くことなく、最後まで守り抜いた。

 故障復帰者の合流でDF陣の競争は再び激化している。「クリアをいかにパスにつなげられるか」と渡部は目標を掲げる。パスにつなげるためには、味方選手と呼吸を合わせ、味方が要求するパスの種類やパスを受ける位置を瞬時に判断する難しい作業である。

 このような高い目標を掲げる渡部がベガルタDF陣を牽引し、さらに飛躍することを望む。日本代表へ向け確実なプレーでチームを引っ張っていく様子に注目していきたい。今後のより一層の活躍に期待している。


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